PA(ペンシルバニア)州への移住者は、PA州内に住居を定めてから60日以内にPA州の免許を取らなければなりません。それまでは、暫定的に他州や国際免許証が有効です。以下に、普通四輪車の免許取得の流れを紹介します。
順 | 項目 | 所要時間 |
1 | DMVの冊子を入手 | 1分 |
2 | 試験対策勉強 | 2時間? |
3 | 必要書類を揃える | ? |
4 |
DMV窓口に申請 |
10分 |
5 |
筆記試験(Knowledge Test)受験 |
30分 |
6 | 受験料の支払い | 10分 |
7 |
実地試験(Road Test)の予約 |
10分 |
8 |
実地試験(Road Test)受験 |
30分 |
9 |
合格証明証を窓口に提出 |
10分 |
10 |
写真撮影 |
5分 |
11 |
免許証発行 |
5分 |
1.DMVのマニュアルを入手(1分) |
最寄のDriver Service Centerに出向くか、PennDOTのサイト(下記)から、Pennsylvania Drivers Manualを入手する。この冊子には、申請書Learner's permit applicationが含まれ、筆記試験に出題される問題(つまりはPA州の交通規則)が記述されている。
最寄のDriver Service Centerを探すには、PennDOTのサイトのDriver Service Center Locator のページで検索するか、電話帳のブルーページで探す。
PennDOT - Driver & Vehicle Services ペンシルバニアのDMV
2.試験対策勉強(2時間) |
1.で入手したマニュアルを隅から隅まで熟読し、受験勉強をする。標識はよく出るので覚えておくこと。
3.必要書類を揃える |
免許申請に必要なものは次の4つ。
Social Security Card
免許申請書には、SSN(Social Security Number:社会保障番号)を記入する欄があるため、事前にSSNの申請が必要となる。
SSNは、米国での生活上あらゆる場面で必要となる番号であるため、生活を始める際に一番最初に取得するもの。近くのSocial Security Officeへ出向き、申請書類に必要事項を記入して提出する。1-2週間程度で郵送されてくる。
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健康診断証 |
DMVの冊子に入っているもの。近くの病院に予約を入れ、免許証用の健康診断をして欲しい旨告げる。尿検査と医師との問答(持病や病歴の有無)のみの簡単なもの。専門的な医療用語が多いため、診断証に記述されている内容をあらかじめよく読み、別紙にyes/noを記述して持参するとスムーズである。問答の結果を医師がその場で用紙に書き込み、サインしてくれる。
費用は病院によってまちまち。($80〜$120?)
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ID |
パスポート。他に、国際運転免許と日本の運転免許も持参した方が無難。
CheckあるいはMoney Order
筆記試験に合格したら、支払わなければならない。'01年5月時点で、普通四輪の受験料は$29。
免許証(あれば)
国際運転免許と日本の運転免許証。あるいは、他州の免許証
4.DMV窓口に申請(10分) |
上記の必要書類などの用意ができたら、DMVへ。入口で整理券を取り、自分の番号の順番になったら(呼ばれるかサインボードに表示される)、指定の窓口へ行く。申請書類を提出し、Knowledge Testを受講したい旨伝える。
その場で視力検査(Vision Screening Test)を行う。問題がなければ、指定されたボックスへ行き、筆記試験を開始する。この時、英和辞書を使ってもよいかを聞いてみる。係員によっては中身を確認する人もいる。
5.筆記試験(Knowledge Test)受験(30分) |
指定された番号のマシンの前に座り、筆記試験を開始する。
試験は全て選択問題。制限時間はなし。操作は全て指で画面を触る。回答を選び、次の問題に進む。回答の正解はすぐに表示される。
まずは、画面に表示された自分の名前を確認(Last Name, First Nameの順で表示されている)する。練習問題が1問ある。
全18問中15問以上正解の場合は合格。問題のスキップは1回だけ可能。難しい問題はスキップして最後にまとめて答えるとよい。問題を完全に理解できない時は、辞書を活用する。合格したら、受け付けに戻って合格証明の書類を受け取る。
6.受験料の支払い(10分) |
書類とcheck(あるいはmoney order)を提出する。Checkの宛先は、PennDOT。
支払いと引き換えに、テンポラリの筆記試験合格証明書(2枚の書類)を受け取る。
4〜6週間後に、申請した住所宛に確認書が届くはずなので、そしたら実地試験の予約を電話でするようにと言われる(確認書をその場でもらった人もいるため、この辺は不確か)。電話番号は受け取った書類に記述されている。
7.実地試験(Road Test)の予約(10分) |
確認書が届いたら、受験したいDMVを選び、予約センターに電話して受験の日時と場所を予約する。
8.実地試験(Road Test)受験(30分) |
実地試験用の車は持ちこみ。保険証を見せる。
仮免の身では一人で運転してはならず、必ず運転免許を保持した人が同伴でなければならない。試験官に名前を呼ばれて持参の車に乗り込む。すべて、試験官の指示通りに操作する。発車前に、ライトのON/OFF、ウィンカー点滅のテスト。方向指示器の操作から始まり、スムーズな発進、停止、右折、左折、車線変更、縦列駐車など。DMVの近所をぐるっと回って走行時間は10分ほど。
実地試験が終了すると、その場で試験官が合否を教えてくれ、合格証明書をもらう。
9.合格証明証を窓口に提出(10分) |
実地試験で受け取った合格証明証を窓口に提出する。
10.写真撮影(5分) |
写真を撮り(できあがりを見せてくれるので、取り直しをお願いしてもよい)、donor登録の有無を答える。
11.免許証発行(5分) |
その場で即日交付。
PA州の免許証を日本の免許証と比べてみると…縦横は、日本の最近の小さくなったサイズと全く同じ。角の丸いところまでも。厚みは磁気カードになっている分、PA州の方が厚い。
記載項目 | 日本 | PA | 記載項目 | 日本 | PA | 記載項目 | 日本 | PA |
氏名、 | ○ | ○ | 免許の条件 | ○ | ○ | 性別 | − | ○ |
生年月日 | ○ | ○ | 免許証番号 | ○ | ○ | 身長 | − | ○ |
本籍 | ○ | − | 免許の種類 | ○ | ○ | 目の色 | − | ○ |
住所 | ○ | ○ | 公安委員会名 | ○ | ○ | 署名 | − | ○ |
交付日・交付番号 | ○ | ○ | 写真 | ○ | ○ | バーコード | − | ○ |
有効期限 | ○ | ○ | 備考欄 | ○ | − | 磁気コード | − | ○ |
*以下のサイトはいずれも英語のサイト
PennDOT - Driver & Vehicle Services IDや免許の取り方、車の登録とナンバープレートの取り方など詳しく解説
American Automobile Association トリプルA(JAFの米国版)のサイト。
AAA Mid-Atlantic Pennsylvania, New Jersey, Delaware, Virginia地区のAAAサイト
Pennsylvania AAA Federation ペンシルバニア州の交通情報を提供
TOMBOY home > ペンシルバニア情報 > 免許証の取り方
参考 : CA州の車事情
<このページの最終更新日:01/10/22>