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00/03/30(木)
シナボン体験 うーん、想像通りの味。やたらと甘くてパン生地も格別おいしいわけでもない。なんでこれがそんなに人気なの?高いし(1個3ドル近くする)、口の周りや手をべとべとにしないでは食べられないし。 なんでも、できたてがおいしいらしい。私は一晩おいてから食べたからなあ。でもできたてがまずかったら致命的ではないか。翌日もなお美味しいのなら素晴らしいのだけどなあ。…というわけで、全くつまらないコメントでどうもすみませんです。そのうち日本でも全国展開するらしいです。人気者になれるでしょうか? |
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00/03/27(月)
兄弟愛
前回に続けて、兄弟の話。フィラデルフィアPhiladelphiaという名前は、ギリシャ語で『兄弟愛』の意味です。街の名前が題名となった『フィラデルフィア』('93年米国)は、トム・ハンクスがアカデミー主演男優賞を受賞した映画ですが、エイズに冒されたゲイと彼を支える周囲の人々の愛を描いた作品でした。
街の名前がなぜ兄弟愛なのか?フィラデルフィアに住む人の話では、この街が作られたときに、誰もが安心して暮らせる住みよい街になるようにとの願いをこめて、the city of brotherly loveと名づけられたとのことです。実際には、米国の中でも犯罪発生率は高い方だし、物価も安いとは言えないし、住み易いと言えるかどうかは?…実際に住んでみないとわからないですよね。ただ、全米第5の大都市の割に、あまり大都会っぽくなく小さくまとまっているのは、私としては気に入っています。
00/03/23(木)
brother 「この国に奴隷として連れてこられて、私達の祖先はAfrican heritageを失った。奴隷解放の1865年以降、失った文化遺産を回復させたいという欲求から、黒人同士の結びつきが強くなった時代がある。黒人が同じ黒人の男性をbrotherと呼び、黒人の女性をsisterと呼ぶようになったのは、そういう歴史的な背景がある」 親しい友人に"What's up my brother?"と呼びかける、そのbrotherの由来を尋ねたら、その人はそう答えてくれました。 King of Prussia モールにあるアフリカ民芸品専門店 → |
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00/03/20(月)
早春賦
春とは名ばかりの寒い風がここにも吹いています。ぴゅうー。あの歌(作詞:吉丸一昌,作曲:中田章)を聞くと、すっかり雪も解けて木々の芽も膨らんででも風だけが寒くて…という景色を思い浮かべてしまうのですが、2番の歌詞を見ると、毎日雪だって言ってるんですよね。なんだ、全然違うんだ。この詩は、作詞家が信州を好んで滞在したので、長野の安曇野あたりの景色をイメージしたものだと言われているそうです。安曇野に行ったとき、私は『故郷』(作詞:高野辰之,作曲:岡野貞一)を思わず歌ってしまいました。川が流れて清らかで。日本情緒を感じさせるところですね。また行きたくなっちゃったな。
そういえば、目覚めるとこの辺では小鳥がピチチチとさえずっていて高原の朝のようなのですが、うぐいすの声は聞きません。うぐいすってアメリカにいないのかな。日本ではもううぐいす鳴いているでしょうか。
00/03/17(金)
ミキサー車 最初は慣れなくて、どうしてもミキサー車は後ろにバックして走っているように見えてしまいました。確かに、どちら向きについていようが構わないんだろうな。たまに、日本と同じように先の細い方が後ろについている車も見かけますが、圧倒的に日本とは逆の右の形の方が多いです。中身を出すところも見てみたいなあ。 |
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00/03/10(金)
プライムリブ
ジューシーで柔かいプライムリブは、割と好きなんですが、なにせ厚くて大きいので、おいしい店じゃないと全部食べきるのが大変。そんなわけでそうそう頂けませんが、今日は久々にプライムリブに挑戦。一切れ32〜40オンス(900g〜1.1kg。200gも違ったらそれだけで一人前だろうが!と思うが、その辺がアバウトなアメリカらしい)を2人でシェアして(つまり一人500g位)、それでも頑張って半分(250g位?)しか食べられませんでした。でもねえ、日本人にはそれが普通だよね。1kgの肉を皆本当に一度に食べてるのかい?それ以下だと文句でも出るのかい?しかも、肉だけじゃなくて、サラダとパンとコーヒーとかついてだよ?ああ、もう少し食べたかったなぁ…くらいの小ささにした方が日本人の心には残るかも。飽きちゃうほどだと、次回また食べたい!っていう気にならないものね。ちなみに、1kgのプライムリブのお皿のお値段は$29。1736年から続いている老舗のお店でした。
あ、でも他の人は、焼肉だったら食べられるかもって言ってたなあ。焼肉1kg、食べられますか?
00/03/08(水)
桃とピーカン
3月3日は桃の節句。桃の花が咲く頃ですね。桃と言えば、以前南の方へドライブしてジョージア州に入ったときに、州の看板に大きな桃がデザインされているのを見て、桃はジョージア州の特産であることを知りました。果樹園が続くのどかな道を走っていると、農園の直売所発見。休憩がてら入ってみました。どっさり積まれていたのは、桃の実が刻印された麻袋。中にはぎっしりとピーカンの実。
え!?ピーカンナッツってもしかして桃の実なの!?そういえば、ピーカンのピーとピーチのピーは同じピー。ピーカンナッツって、くるみみたいな味だけど、そういえばくるみも漢字では『胡桃』、桃っていう字を書くじゃないか!???
桃アイスを食べながらふつふつ湧いてくる疑問。早速帰宅して調べてみたら、ピーカンナッツとは、クルミ科カリア属のヒッコリーの木の実で、クルミの親戚だとわかりました。でもどこにも桃の話は出てこないのです。ピーカンナッツと胡桃と桃の関係って!?どなたかご存知の方、教えてください。
ついでに。快晴のこと、ピーカンていいますよね?あれってどこからきてるの?ピーカンナッツと関係あるの?
00/03/07(火)
マルディグラ
今日は、特別な火曜日。大統領選の各党指名候補決定の投票、スーパーチューズデイであるとともに、マルディグラでもありました…と通勤ラジオで聞きました。
マルディグラって言えば、オーストラリアに行った時には、3月に行われるゲイパレードだとばかり思っていたのですが、元はカソリックの断食前に行われる食べ貯めのパーティだったのですね。語源はフランス語で、Mardi Gras。英語でいえば、Fat Tuesdayです。フランス語は曜日も全部覚えさせられたはずなのに、いいかげんな記憶だなあ。grasってフォワグラのグラですね、きっと。
そのマルディグラは、いろいろな文化がミックスされ、米国ではニューオリンズで行われる米国最大の春のどんちゃん騒ぎとなりました。実際に見たことはないのですが、山車が出たり、踊り騒いだりする様子は、リオのカーニバルとちょっと似た雰囲気があるのかしら。
00/03/03(金)
免許証
長い道のりであった。3年前、CA(カリフォルニア)州では実地試験を受けるまでも一苦労、合格して写真まで撮ってもついに手元に本物が届かなかった(CA州の外国人向けの免許証発行が異常に長くかかるのは有名)。そして今回はPA(ペンシルバニア)州。提出する書類でCA州と違ったのは、健康診断証。健康診断といっても、尿検査と医師との問答(持病があるか否か)のみの簡単なものだ。筆記試験に合格し、次は実地なのだが、予約を入れるたびに雪の影響でキャンセルになった。3度目に予約を入れた時間は、ちょうど雪が集中的に降った時間で、その前後2時間は雪が降っていなかったのだ。なんという運の悪さ。ここで驚いたのが、キャンセルが決まるとDMV(免許センター)の方から電話がくること。CA州に雪が降るとは思えないが、たとえ天候不良でキャンセルになったとしても、CA州のDMVがそんなことをしてくれるとはとても思えない。PA州は親切だぁ。
4度目、ようやく受験可となったが、免許書センターのあるモールの中を、制限速度15マイル/時のところ17マイルで走ってしまい、スピードオーバーで不合格。5度目にしてようやく合格した。合格証明をもらい、写真を撮ってすぐに交付。なんて早いんだー!実地試験終了後30分である。CA州どころか日本よりも早い!
PA州の免許証を日本の免許証と比べてみると…縦横は、日本の最近の小さくなったサイズと全く同じ。角の丸いところまでも。厚みは磁気カードになっている分、PA州の方が厚い。
記載項目 | 日本 | PA | 記載項目 | 日本 | PA | 記載項目 | 日本 | PA |
氏名、 | ○ | ○ | 免許の条件 | ○ | ○ | 性別 | − | ○ |
生年月日 | ○ | ○ | 免許証番号 | ○ | ○ | 身長 | − | ○ |
本籍 | ○ | − | 免許の種類 | ○ | ○ | 目の色 | − | ○ |
住所 | ○ | ○ | 公安委員会名 | ○ | ○ | 署名 | − | ○ |
交付日・交付番号 | ○ | ○ | 写真 | ○ | ○ | バーコード | − | ○ |
有効期限 | ○ | ○ | 備考欄 | ○ | − | 磁気コード | − | ○ |
記載項目は上記のように、日本とPA州では異なるものが大分あって面白い。PA州のみにある、性別、身長、目の色は、写真の他にその本人を判別するための補助的な情報なのだろう。アメリカでは16歳から免許が取れると思うのだが、16歳の育ち盛りで身長が伸びてしまったときは、訂正の申請をするんだろうか?
本人の署名が入るのも面白い。CA州にはなかったような気がするのだが、他の州はどうなんだろう?(3/7訂正:CA州や他の州にもやはり署名はあるそうです)
日本もPA州も写真はあるが、大きく違うのは、写真の取り直しができること!日本では覚悟していかないと、椅子に座ったか座らないかのうちにフラッシュが光ってしまい、変な顔で写ったら次の更新まで人には見せられないような免許証になってしまうという悲劇がよくあるけれど、PA州では今撮った写真をPCのモニタで見せてくれ、これでいいかと聞いてくれる。私の1回目はやぶにらみの変な顔になったので、もちろん取り直してもらった(そういえば、会社のIDカードも同じように2度取り直したのだった)。
免許証もIDとしての効力も、他州では無効である。お隣の州に引越したら、またその州の免許をとらなければならない。面倒である。州境の辺りは、どちらの免許証もIDとしては有効なのだろうか?
日本の免許証で一つ変えて欲しいと思うのは、生年月日の年号表示。日本でもこれだけ広まったのだから、西暦でも問題ないのではなかろうか。国際免許証を見せているのにそちらを無視して、本物の免許証にある数字を指差し、これはなんだと聞くおまわりさんに私は、日本では天皇の即位の度に新しい年になるのだ…などと説明をしなければならなかった。東洋の文化に興味を持ったおまわりさんの疑問点を晴らすべく親切に教えてあげたのに、しっかりキップはきられていた。ちぇ。