99/5/31(月) ストッキング
ストッキングが伝線したので、替えを買いに行った。ここで買うのは初めて、いつも使っているものはない。安めの品は柔らかくて履き心地が悪く、弱いのですぐまた壊れやすい。ここは妥協できない。仕方なく少々お高めの品を買う。いざ履こうという時に、裏の説明文が目に入った。私が買ってしまったのは、『細身で脚が長い現代女性のため』のサイズだったのだー!『こんな人にピッタリ』とある下に脚の図が2通り。左には『従来の』サイズ、短く太い足が、右には『新しい』サイズ、細くて長い足が描かれている。くくー、図にしてみせなくたって…。どうせ私は左の従来サイズよ…。
その店には、他にも1足で\1,600位の高級品が置いてあって驚いた。いくら脚にいいといっても、\1,600は考えちゃうわ(私がいつも買うのは1足当たり\2-300)。足に良いだけではなく、値段が高い商品は壊れにくいということもあるらしい。2年使った、という人がいた。なるほど、それならかえってリーズナブルかも。
その昔ストッキングが高級品だった頃は、多少穴があいても伝線しても繕って履いていた。黒澤明監督の『生きる』という映画で、初老の主人公が、穴のあいたストッキングを履いている若いOLに新しいストッキングをプレゼントするという場面があった。ストッキングを買っていろいろ考えていたら、それを思い出してしまった。
99/5/22(土) ハザード
少し前から、とてもとても疑問に思っていることがあります。車を運転していて、急に前の車が緊急のハザードをつけると、おっ!何事!?と思いますよね?その車がすすーと左に寄って停車してしまうと、なんで緊急用なの?左のウィンカーでしょ!?と突っ込みたくなります。停車中もハザードを出している車が多いけれど、あれって緊急停車中用だったのでは?停車は左ウィンカーだったような気がするのです。交通ルールが変わったのを私が知らないのかな?それとも記憶違いかしら。お巡りさんがこれを見ていたら教えてくださいね。
今度捕まったとき聞いてみようかな。
99/5/21(金) トキとゴキ
TOMBOYでもヒナの誕生をいつだろうと楽しみにしていた(4/22の日記参照)トキの卵が孵化しました!やった!おめでとう!しかも5月生まれ!5月生まれに悪い子はいませんからね。素直な良いこに育つでしょう。無事に成長するといいですね。
今日は昼も夜も食事をせずに夜遅くの帰宅になりました。お腹がすいたので台所に入ったら、がさっ、思わず飛びあがりました。暖かくなったのは嬉しいけれど、ああ…ゴキの季節にもなったのね…。夜遅くに台所でごそごそしている私は、ゴキちゃんと同類かもね。
99/5/18(火) プログラマーの至福
ダメだぁ、動かない。できないって土下座して(それはちとオーバー)期日をもう少し延ばしてもらおう…とあきらめていたところ、ちょこちょこっと変えてみたら、なんとすんなりプログラムが動きました。バンザーイ!どっかーん(心の中で大玉炸裂)!プログラマーが幸せを噛み締める瞬間です。ほんの数分前までは落ち込んで胃が重たかったのが、はればれ〜!よぉし、どんどん改良してやるぞー!と意欲満々。こんな喜びがあるからこそ続けて行けるのかも。感謝感謝。浮かれずここで忘れずにOK版のバックアップをとって、と。これを忘れると、改良しようとちょっといじったら動かなくなったなんてことがよくあるのです。
99/5/17(月) お邪魔虫
私はそれと知らぬ間に誰かと誰かのキューピッド役―いや、キューピッドというか、引き立て役というか提灯持ちというか―をやっていることがよくあります。友人の幸せに役に立つなら嬉しいことだと思い、気づいたときには進んで仲立ち役をかってでるのですが、これも判断を誤るとただのありがた迷惑になりかねませんね。自分が間に立って…なんておせっかい心が出て、既にカップルになってる二人の邪魔をしていただけって事があったのを思い出しました。これじゃあ余計なお世話をするな!なんて偉そうにかけないなぁと反省した次第。
99/5/15(土) それぞれの生き方
イタリアからの帰国便の中で読んだ日本の新聞の人生相談欄に、妹を心配する姉の投書がありました。妹は、勤めていた会社が倒産して以来定職にも就かず、姉から見れば『のらりくらりといい加減な』生活を送っているとのこと、こうなればあとは『手っ取り早く結婚でもと思って勧めるのにその気はないよう』で、『精神的な病気ではないかと専門医に診てもらうよう親にも言って…』とあるのには苦笑しました。姉の心配が余計なお世話、逆に、その妹や親の迷惑になっていなければよいのですが。妹は勤めていた会社が潰れたのがショックで無気力状態にあるのかもしれないし、これを機会に何かしようと準備しているのかもしれないし、『定職に就くか結婚するのがまっとうな女性の幸せである』と信じている姉とは生き方が違うのでしょう。それを自覚せずに自分の価値観で妹の人生を計るのは失礼ってものです。
悪意に対しては憤然と立ち向かえるけど、好意から出た言葉や行為に迷惑したり傷つけられたりすると、対処に困りますね。
『早く幸せになれるよう、祈っています』なんて手紙をもらうとため息ついてしまいます。今の私は不幸なの?[結婚]=[幸せ]、[未婚]=[不幸せ]なんて単純な概念で人を揶揄する習慣は、早く消えて欲しいものだと思います。何が幸せかなんて、人それぞれでしょ?
99/5/12(水) 臭いもの
イタリアで食べた生ハムが忘れられなくて、帰り道、コンビニに寄ったときについつい生ハムを買ってきてしまいました。お風呂上りのビールと生ハム。ごっくん。ん?でも…なんだかあっさり。薄くて癖がなくてナニか物足りない。独特の臭みがないのです。私は羊肉とかチーズとか結構クサイものが好き。お魚の光り物もクサイといえばクサイかも。辛いもの臭いもの好きはやはりお酒好きなのかも。同じ臭いでも、中華料理の臭豆腐は強烈だった。蝿が今にもたかってきそうな匂いで、口の中でもわーんと充満するんです。
…こんなこと書いてて、また誰かイタリアから生ハム送ってくれない?
99/5/11(火) 旅のきっかけ
今度の旅はどこへ行こう?どこかへ行くのには必ずきっかけがある。そこへ行く理由。
あの国を走りたいから。あの橋を渡りたいから。雑誌の写真で見たあれを見たいから。あの料理を食べてみたいから。福祉国家を見てみたいから。踊りをみたいから。あのホテルに泊まってみたいから。ただなんとなく頭に浮かんだから。
もうたくさん、二度と行きたくない、と思うところはないなあ。もう十分、満喫した、というのも少ない。一周するだけはした、でもそれだけ、って国も多い。長くいすぎたとは思わない。いつも後ろ髪を引かれる思いで帰国する。心を残して立ち去る。そのほうが幸せかな?
99/5/1(土) 旅の支度
旅行の時の荷物は、いつも全てをリストアップして、帰ってきてから何が有用で何が不要だったかチェックします。それを図で一覧にしておくと、次回の参考になって便利です。旅はコンパクトが一番。『その荷物を持って走れる』位の重さが基準です。荷物が重いと行動の邪魔になりますから、なるべく小さく薄くかさばらないものを。迷ったら即やめます。絶対必要、というものでなければ大抵はなくてもなんとかなるもの。そうすると持っていく服はいつも同じになってしまい、アルバムを見ると10年前から同じ格好…着たきりスズメの私がいるのです…。
99/4/28(水) 贈り物
贈り物って気を使いますよね。なるべくなら相手を喜ばせたいけれど、本当に相手に喜んでもらえる物を探し当てるのは難しい。日頃から相手の嗜好を観察し、かつ相手の負担にならない物を考え出さなければなりません。平凡なのはお義理な感じだし、かといって突飛なのは本当に喜ばれるかどうかわからない。あれこれ悩んだ末、ついつい無難な物に落ち着いてしまうというパターンも何度も。だから、あれこれ悩んで末に贈った物をきちんと受けとめてもらえた時はとても嬉しい。その人に対する自分の好意を受けとめてもらえたようでとても嬉しい。贈り物をしておきながら、気持ちを汲んでくれてありがとう!と感謝したくなってしまう。好意の押し売りはしたくないけれど、心をこめたものを目の前で放っておかれたり、やたらすまながられたり、照れ隠しのつもりか「要らないのに」と言われたりすると、やはりげんなりしてしまいます。難しいコミュニケーションですね。
99/4/27(火) iMACの使い心地
巷で噂のiMACを触ってみました。秘密の穴蔵(?中古マシンの宝庫)から市場価格の半値以下に買い叩いて、友人に届けたのです。箱を開けて15分でインターネットにつなげる、というのがCMの歌い文句だった。ようし、確かめてやろうじゃないの。
モニタの後部に本体も一緒に入っているので、やたらと頭でっかち。でも、パソコンとはモニタのことだと思っている初心者向けといえばなるほど、それでもいいかも。とにかく、普通なら大量にあるはずのマニュアルがない。電源ケーブルやマウスを接続する初期作業の説明は図入りでわかりやすい。その後は電源を押す絵のみ。これで初めろってこと?『電源ONの後は表示される画面に従ってお進みください』の一文もない。初心者は不安じゃないんだろうか?どうなんだろう?
パソコンを使ったことのある人なら、確かに15分は楽々クリアかもしれない。でも、誰でもっていうわけにはいかないかな。電源ONの後に起動される初期設定の説明文もわかりにくく、超初心者では完了できないかも。…などと、ついつい仕事気分で厳しいチェックをいれてしまう。でも、超初心者に合わせる必要はないのかもしれないね。だって実際はやはり経験者がそばで見守るパターンが殆どだろうから。ふーむ。いろいろ考えてしまいました。
確かに、最初にインターネットに接続するだけなら、15分はかかりませんでした。プロバイダが未定の場合は『接続するだけ』という条件つきですが。私の帰った後、友人はあれこれ触っていて寝るのが遅くなってしまったとのこと。また一人、夜更かし組にの仲間が増えてしまった。そのうちiMACをバリバリにつかいこなして、使い方を教えてもらえるかもしれない。
99/4/26(月) あわてもの
いつも、時間の見積もり方が甘いと怒られています。例えて言えば、100km先の場所へ行くのに、単純に『100km/hで1時間』としてしまうような。渋滞や天候不良でスピードダウンせざるを得ない可能性や途中の休憩時間の時間のことを考慮に入れていないのです。起床から出発までを洗面と化粧と食事と荷物の用意の最低限の時間で見積もり、物が見つからないで探しまわるとか突然トイレに行きたくなるとか忘れ物をしてとりにもどる時間は計算に入っていません。現実を考えずに希望で推量しているんですね。結果、予定より遅くなってあせって、無理が出る。不注意になって落し物や忘れ物をしてしまう。
つい最近の失敗談。出発が遅れちゃった、でも長旅だから満タンにして空気圧チェックもして…といつものガソリンスタンドに寄りました。「現金満タンで」と会員カードを渡すと、若い店員は困惑顔。「あの…カードが違うようなんですが…」え?いつものカード、ここじゃなかったかしら、とカードを返されても気がつかなかったけれど、「ウチは日石なんで…」と言われて、ようやくいつものEssoのスタンドの手前の日石に入ってしまったことに気がつきました。今さら「入るとこ間違えましたーッ!」とも言えず、「おかしいなぁ、持ってたはずなんだけど…」とごまかしつつ、でも顔が赤くなってしまったから、バレてたかも。
99/4/22(木) ニッポニアニッポン
玄関を開ける時には今日のきまま日記の題材はこれでいこう、と文章まで浮かんでいたのに、ニュースを見てどこかへ吹き飛んでしまいました。トキが卵を産んだ!小学生の時の教科書から絶滅寸前と言われ続け、日本のトキが死に絶えてからも、トキよなんとか復活してくれ、と日本中が(は大げさ?)願っていたと思います。そこへ卵のニュース。サッカーの日本ユース代表が決勝へ進んだのと同じ位のビッグで嬉しいニュースでした。5,6年前に渡った佐渡では、老齢のミドリがぽつんと一羽でいて淋しそうなのが印象的でした。どうかどうか、大事なこの卵が無事に育ちますように。
どちらも生命の尊さという点では同じ筈なのに、ゴキブリに対してはどうしてもそう思えないのは、人間のエゴというものでしょうか。
追記(訂正とお詫び):『日本のトキが死に絶えた』と書きましたが、誤りでした。日本の最後のトキ、キンは'99年9月現在、健在です。訂正とキンにお詫び申し上げます。(9/7記)
99/4/20(火) はだいろ
押入れの整理をしていたら、幼稚園児の時の絵が束になって出てきました。その殆どがクレヨン画でした。赤い太陽と水色の雲、お花と女の子、というのが大体きまったパターンです。女の子の髪と目は黒く、肌は『はだいろ』と書かれたクレヨンで塗っていました。もしもいろいろな人種の住むアメリカで育っていたら、友達の肌や髪の毛の色をどんな風に塗っていたのだろうかと思います。このほど、この『はだいろ』の名称が変わるそうです。あのピンクがかった薄オレンジ色を他のどんな呼び方で呼んでも、私にはなんだかピンとこないのですが、世の中の流れとしてはそれが正しい方向なのかもしれませんね。
でも、オレンジなんとか、っていうのはやめてほしいな。萌黄色、浅葱色、山吹、群青、海老茶、若草色…など日本語にも色を表す美しい言葉があるのだから、やまとことばを採用して欲しかったなと思います。
99/4/17(土) 理想の家 もし、私が家を建てたら…と昔の歌にもありましたね。ある雑誌で行われた理想の家に関する読者アンケート結果を見ると、ことごとく私は少数派の方でした。私の場合は、職場が都心になければ、全然問題は無さそうです。ただ、根本的に違うのは、家を持ちたいとあまり思っていないこと。貸家住まいと持ち家住まいでは、どちらが得かなんて議論もありますが、地震で全壊しちゃうかもしれないし、台風で被害を受けるかもしれないし、手抜き工事が後々発覚して問題が起こるかもしれないし、メンテナンスが大変。何かを保有するということは、守るものができるということ。放浪を愛する私は、守るべきもののない気軽な身分が心地よいのです。そうはいうものの、いいかげん腰を落ち着けたいような気もする。複雑な乙女(?)心です。 |
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メジャー派 |
⇔ |
マイナー派 |
小さくても便利な都心派 | ⇔ |
遠くて不便だが広々派 |
高くても新築派 | ⇔ | 中古でも格安派 |
騒音があっても駅近派 | ⇔ | 駅から遠くても閑静な土地派 |
ローンを減らしたいから貯蓄してから買う派 | ⇔ | 貯蓄額が少なくても買いたいときが買い時派 |
99/4/15(木) 算数
時々電車内に学習塾の広告がバーンと大きくありますよね、それに今日はなぜだか見入ってしまいました。四角形と三角形が組み合わせてある図形のある一角の角度を計算するという問題。どうやって解くんだっけ?三角形、四角形いずれも最後の一角の角度が不明なのです。角度の合計から引けばいいんだよね?三角形は…180度?四角形は何度だっけ?360度?どうしてそんなこと覚えてるんだ?直線は180度、対角は同じ角度だから…32度だ!すごいすごい!何分かじーっと凝視して考えてしまいました。ちょっと恥ずかしいかも。でも、最初見た時、こんなのどうやって解くの!?と思ったのに、忘れていた問題の解き方を順番に思い出して正解が出て、懐かしく、感動してしまいました。中学入試問題ってあったから小学生のレベルなのね。小学生の時は算数割と好きだったのにな。幾何なんて名前が変わる頃から嫌いになっちゃった。
99/4/12(月) 選挙
統一地方選挙が終わりました。投票率はかろうじて5割を超えたようですが、年代別にはどうだったのでしょうか。私が投票に行ったときには、20代30代の姿を殆ど見ませんでした。住民の平均年齢も高いのかもしれませんが。投票権のある大人もそうですが、投票権のない子供達にも、選挙は何かしら考える機会であってほしいと思います。自分たちの社会や生活について関心を持てるように、会場のボランティアを子供達に参加してもらうという訳にはいかないのだろうか?実はこれ、母のアイディアなのですが。まあ、普段からあまり地域社会について知ろうとしないのは私も同じなので、偉そうなことは言えないんですけど。
99/4/11(日) お好み食堂
デパートのお好み食堂って独特の雰囲気がありますよね。ファーストフードや回転寿司のまだない私の子供時代は、外出して食べるところといったらデパートのお好み食堂がポピュラーでした。百貨店というだけあって、味の方も和洋中揃っていて、定番のお子様ランチもあったりして、ショーケースに色とりどりに並んだ沢山のメニューを見るだけでも幸せ気分になりました。今日は昔憧れていたそのお好み食堂に久しぶりに行ってみました。相変わらず人でごった返していて、子供が騒いでいて、隣りのテーブルの家族が気になったりして、なんだか懐かしい思いがしました。
99/4/6(火) 桃カステラ わーいわーいわーい! 以前書いた桜餅論争を覚えていますか(↓3/6の日記)?あのとき見つけた桃カステラがおいしそうで、『誰か長崎から送ってくれー!』なんて書いていたら、今日、本当に桃カステラが届きました。わざわざ長崎から送ってくれた人がいるんです。うれしい!ありがとう、よしさん!丸く切りぬいたカステラの上にアイシング(砂糖を溶かしたもの)で飾り付けしてあるようです。むふふ。明日さっそくいただきまーす。 今日はかなり疲れて帰ってきたのですが、まるで最後にご褒美をもらったようで、とても嬉しいです。やっぱり何でも書いてみるもんだなあ。今度食べたいものはねぇ…… |
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99/4/5(月) 身だしなみ
今日はきちんとした格好をしてみた。去年9月から一緒に仕事をしている人は、半年たって初めて私のスーツ姿を見たという。あらら。そうだったかしら。ついつい楽な格好をしてしまうのね。スーツを着て、いつもよりちゃんとお化粧をして、髪の毛も整えて、そうすると気分までもぴしっとしてくるから不思議。やはり、いつもひきしまった気持ちでいれば、体もひきしまるかもね。ちょっと反省しました。
99/4/4(日) そぞろ歩き 我が桜ヶ丘町内会の桜並木も満開です。曇空で、ちょっと残念。花のバックに青空がくると、それはもう素晴らしい光景なのだけれど。毎年この桜並木を見ないと、一年間、何か大事なものを忘れたような気になります。昔、宅地造成のために、この桜並木が切り倒されそうになったこともあるそうなのですが、住民の猛反対にあって中止になったようです。 この季節は、三寒四温を乗り越え、ようやく外をゆったりと歩けるようになる時期ですし、皆ゆっくりと桜の下をそぞろ歩きします。普段あまりお目にかからないご近所さんとも、この時にここで久しぶりに挨拶を交わすことも。皆にこにこしていて、春っていいなと思います。ゆっくりゆっくり。どこかへ行くために歩くのではなく、花を愛でつつ歩をすすめて。せかせかした日常を忘れて。ゆったりのどかな気分になりますね。 |
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99/4/2(金) おやじとおふくろ
とうちゃんかあちゃん、パパママ、おっとうおっかあ、父上母上…これらは、大抵は親から教えられたあるいは兄姉の真似をして覚えた親の呼び方です。では、子供はいつからオヤジオフクロと呼び始めるのでしょうか?友達との会話の中に親が出てくるときに、いつまでもおとうちゃんおかあちゃんじゃ恥ずかしいと思うのがきっかけなのでしょうね。中学生くらいなのかな。でも友達との会話ではオヤジオフクロでも、当の本人にはそう呼べなくて、たまたまパパ、ママと呼んでいるところを友達に見られちゃったりすると、これまた恥ずかしいんだろうな…なんて、想像しちゃいます。男って本当に見栄っ張りなんだから、ふふふ。親の方も、初めてそう呼ばれたときなどは感慨深いものがあるのでしょうね。
99/4/1(木) 均等法
86年4月に施行された男女雇用機会均等法が今日から改正されました。学生の頃に、社会に出ればどんなに男女差別が厳しいだろうかと恐れていたのとは裏腹に、私の配属された所は拍子抜けするほど恵まれた環境でした。トイレに駆け込んで悔し涙を拭うためにと準備していたハンカチも使わず終いでした。システムエンジニアは特別に女性の深夜残業を認められていた職種で、私も終電がなくなるまで連日13時間労働という日々もあったし、比較的男女差別の発生しにくい職業なのでしょう。
配置や教育や評価という会社のシステム上の差別を感じたことはありませんが、一人一人が持つ無意識の差別の方は手強いと感じています。その人に悪気がないだけに、突然抗議を申し立てて人間関係を悪化させたくはないしと、結局はうやむやなままです。法が変わるだけでは人々の意識まではそうそう変わるものではないとは思いますが、身の回りに判例が増えてくれば考え方も少しずつ変わってくるでしょうとの期待を抱いています。
ただ、男女平等というと、今までの男性のやり方に女性が合わせるのだと勘違いする人もいますが、健康や家族との対話や自分の自由な時間を犠牲にして何年も無理して働く、という生き方を基準としてはいけないのです。女性も男性も、働く人としてかつ家庭人として、健康で豊かな生活を送れればよいなと思います。
99/3/31(水) イヌイット
今までカナダの北西地方として自治政府のなかった地域が、明日からヌナブット準州として発足します。イヌイット(エスキモー)による初めての自治州です。イヌイットは、私達日本人と同じモンゴル系の種族で、顔立ちなどが似ているのでなんだか親しみを覚えます。
イヌイットもエスキモーもその語源を知らない日本人にはどちらでもよいように思えますが、カナダなどでは、『生肉を食べる奴ら』の意味で蔑称に当たるエスキモーをやめて、『人間』の意味であるイヌイットを使おうという意見が広まっています。そういえば、冷凍食品を扱う日本の(?)会社は今あまりCMなどを見ませんが、まだ同じ社名を使っているのでしょうか?
99/3/30(火) 成長痛
久々にレントゲンを撮ることがあって、子供の頃、成長痛でよく病院のレントゲン室の台に座ったのを思い出した。成長痛というのは、幼児期から小学生位の成長期に、膝や足首などが痛む症状。翌日になればけろりと直っているので、あまり気にすることはないのだが、数年に1度ずつ痛くなる。原因は未だはっきりしたことは不明なのだが、一説には、骨の急激な成長に周囲が追いつかないせいであるとも言われている。そうか、成長を妨げる作用が働き、十分に伸びきらなかったということか。同じ兄弟で成長痛経験者の私よりも、未経験の兄の方が足が長いのが、わかったような気がした(?)。
99/3/28(日) エンスト
今日は、いざ出発という時に車のエンジンがかかりません。後ろのドアが半ドアだったらしく、バッテリがあがってしまったのです。JAFを呼び、ケーブルをつないで一発でOKになりました。そういえば、昔家で使っていたマニュアル車がエンジンがかからないことがよくあり、家族皆で坂道までわっせわっせと車を押していったことを思い出しました。エンジン音のないしずかーな車に乗って、駅までの数百メートルの坂をするするとおりていくのです。もうすぐ下まで着いちゃう!と私はいつもドキドキしていました。オートマ車が大半を占める現在では、もうあまりないことなのでしょうね。なんだか懐かしい思い出です。
99/3/27(土) 22歳
歌のタイトルではありません。学生時代の日記を読み返す機会があって、思い出してはくすくす笑ったり、涙ぐんだり、そうだったかなぁと首をかしげたり。これは大学4年生の時の誕生日を迎えた晩の日記。基本的な考え方はあまり変わっていないような気がします。というよりも、今の私よりもよく自分を見ていて、しっかり目標を持っているだけ、大人だなあなんて我ながら感心したりして。前向きななかなか立派なことを書いているなぁ。今、生活に流されているつもりはないけれど、先のことはこの頃より見えていないような気がします。
『考え方が少しずつ大人になっているような気がしてる。というか…悩み、出口も横も何もわからなかった五里霧中の状態から、少しずつぼんやりと周りが見えてきたような、自分が立っているのがわかるような、そんな感じ。確かに3年前の私よりは成長したよね。
何でも一生懸命やっていた私は良かったと思う。今も、一生懸命はやりたいが、ずるくなったわけではなくて、ある程度取捨選択能力がついてきたので、力を入れるところがわかってきた。そういうまじめな生き方、素直な考え方は1年の頃から変わっていない。素敵な女性、とはまだかけ離れてはいてもね。
まだまだ自分を見極められていない。
周りもしっかりとらえられてはいない。
なんとか快く過ごせるように努めている。何でも興味を持って、生きていくのって面白いと思えるというのは、大きな財産だ。何もかも見方が一定で、限定したことしか考えられず、しょせん人生なんて…なんて思う人よりずっと人生楽しんでいる。幸せものだ。
21歳はまあなかなか充実した歳だったね。響きは22って好きじゃないけど、星占いでは12年に1度の幸運な年というので、期待しよ。期待しすぎるとコワイので、まー念頭にはおかず、でも積極的にいろんなことこなそ。学生最後の年だしね。謙虚は失わず、でも臆せず、後悔しないようバリバリと、でも人当たりよく、心配りは忘れずに。きれいになりたいな。全身的に。おしゃれしたい。本もいっぱい読みたい。男の子とも遊びたい。自分をよく知って売りこむようにしたい。集約すると、本を読みたい、モテたい、の2つですね。つまり1つにまとめると、自分を磨きたい、と。』
99/3/25(木) 鉄道少年
横浜駅に止まった特急富士を正面から撮ろうと、ホームの端で少年が2人カメラを構えていました。そういえば前はよく、こういう電車を撮りに来ている少年を見かけたけれど、最近はあまり見ませんね。ああ、春休みになったからかな。各駅列車にガタゴト揺られて人間観察したり車窓の景色を見たりするのは好きなのですが、電車を写真に撮る趣味というのは、残念ながら私にはよくわかりません。でも、男の人は好きですよね。電車運転ゲーム『電車でGO!』も、サラリーマンに人気なんだとか。かつての鉄道少年達がもう一度夢を追っているのかしら。
99/3/22(月) ぼたもちの由来
久々に、手作りのぼたもちを頂きました。甘すぎず、あんことお餅の割合が3:7位でほどよいのです。市販品のは5:5かひどいと6:4だし、小さくてやけに甘すぎるから嫌。おはぎは確かに萩の花と似ているからすぐわかる(花札の絵柄を思い浮かべた人、誰だ?)けど、ぼたもちの『ぼた』は何?といつものなぜなぜ癖が出てきました。由来はいろいろあるようですが、ぼたもちも、今の時期咲く黒牡丹の花をイメージしてというのが多いようです。日本て本当に季節にちなんだ食べ物が豊富にありますね。
最近ずいぶん日が長くなりました。暑さ寒さも彼岸までというけれど、明日から本当に暖かくなってくれるのかしら?
99/3/17(水) 日曜日の始まり
日曜日の夜になると、あ〜あ、明日からまた一週間の始まりだ〜、と憂鬱な気分になるのは、勤め人なら誰しもあるでしょう。昔の人には日曜日なんてなかったんだし、頑張るか、などと自分を奮い立たせたりして。そもそも、日曜日って一体いつから始まったの?神様が世界を7日で作ったときに7日目を休みにしたというユダヤ教の話が、安息日の由来です。それではこの西洋の風習がいつから日本でも取り入れられたのでしょう?
日月火水木金土の七曜を初めて日本に紹介したのは、なんと唐に留学していた弘法大師だそうです。太陽暦と七曜を全国的に採用したのは、それから1000年後の明治時代。外国人が日本に来るようになり、そこで働く日本人が旧暦に従った休みで勝手に帰ってしまうので困った西洋人が明治政府に圧力をかけたというわけです。
こんな話を書いたのも、最近おこよみ焼きというホームページを見つけたからです。日曜日はいつから始まったか?については、ずーっと疑問に思っていてあれこれ調べていたのですが、『暦の読み方』のページでようやく回答を得ました。ここには暦に関するいろいろな話が載っていてとても興味深いです。
99/3/13(土) 逆効果
コンクリートブロックを手に持ってバレーボールのブロックをしている写真の横に、それはルール違反だよ、タバコも20歳前はダメだよって書いてある、未成年者喫煙防止キャンペーンの広告。これを見て一体該当者の何パーセントが素直に受け入れるのだろうか。大体、ルールだから吸っちゃいけないの?成長盛りの青少年の体を保護するために禁止してるんでしょ。ルールを破るのが格好いいからと吸ってるような高校生には逆効果じゃないかと思うのだ。
制服を着た女子高生がちょっと怒った顔で、でも可愛い仕草で痴漢は犯罪よ、と訴えている広告もある。その後ろをこそこそと小さく映っている痴漢らしき黒いシルエット。これは逆効果というか痴漢促進ポスターじゃないかと思ってしまった。顔や身元も知られずに黒い影のまま痴漢行為ができるものと勘違いさせるような図案だ。一体誰に訴えたくて作っているの、ポスターって?
99/3/6(土) 桜餅論争
おととい書いた『薄桃色のカステラ』をきっかけに桜餅論争勃発!「だからぁ、こしあんを桃色のカステラでくるんでぇ…」「え?カステラ?和菓子なのに?」「あれ、カステラって言わない?ドラ焼きのあのスポンジの部分みたいなの」「カステラぁ!?」
どうやら私の周りには、桜餅というと道明寺の方を思い浮かべる人が多いようです。だから、余計混乱したみたい。
桜餅には、焼き皮で巻いた関東風の向島長命寺派と、もち米でくるんだ関西風の道明寺派の2種類あるようです。関東では両方置いてある所が多いように思いますが、関西系の人が焼物菓子をあまり見ないということは、関西方面には道明寺しか置いてないのかな。
調べているうちに桃カステラなんていうのも見つけました。カステラの名産長崎で生まれたお菓子で、ひな祭りの季節に店頭に並ぶそうなんです。誰か長崎から送ってくれー!
99/3/4(木) 桜餅
巷で流行りの『だんご3兄弟』の憧れの女の子は、『さくら
もちよ』ちゃんなんだそうです。それを聞いて思い出した!今年はまだ桜餅を食べていない!和菓子はそれほど好きではありませんが、桜餅は好物です。薄桃色のカステラとこしあんとそれを包む塩味の桜の葉の絶妙のハーモニー。さらに緑茶。一口食べるだけで春の訪れを感じてしまう、そんな素敵なお菓子があるなんて、日本の文化は素晴らしいですね。