99/8/29(日) tax
free
さて、本日は電化製品を買いに隣のデラウェア州へ。この州では電化製品・家具などが無税なのである。州境を超えると家具屋の看板がやたら目だってくる。
Circuit city(電気屋さん)へ。以前に日本で買ったスキャナが$99で売られている。薄くて縦置きできる省スペース型というのが売りだったのに、ここではスタンドは付属されていない。日本では、他のスキャナよりスマートで格好よく見えたのに、不思議、アメリカじゃ他のでかくて分厚いスキャナに押されて貧弱に見えるのはどうしたこと?
Answering Machine(留守番電話の留守機能)を買う。3年間の保証に$17.00?いらないいらない、どうせ1年だもの。それから目玉商品のコードレスホン$19.99とCDラジカセ$36.99を買った。買い物は以上3点で合計$81.97。おお、商品の合計がそのまま支払いの合計になるなんて、日本でもずっと昔のことになりにけり。でも待てよ、$81ってことはペンシルバニア州で買うと税額は5ドル弱だ。なんだあ、どうせ当座しのぎだからと安物買いしたけど、tax freeがお得になるのって高額商品じゃないかぁ。むむ、この矛盾に悩むところだ。ビデオは会社の『売ります買います』掲示板で中古品を譲ってもらおう。
ちなみに、私のいるペンシルバニア州では、食品と洋服が無税なのだそうです。
99/8/28(土) アメリカの会食 金曜日は、仕事の一区切りの記念にと、出張先の仕事場の皆で揃ってランチを食べに行きました。会場は会社から車で15分ほど離れたお店。車に分乗し、それぞればらばらに会場に到着。全員の到着を待たず、その場にいた先着組だけで軽くCheers!(乾杯)して、ビールをごくごく飲み始めます。でも、全員が揃っても一斉に乾杯するわけでもなく、偉い人の訓示があるわけでもなく、関係者20名くらいがずらっと横並びでピザを食べるだけ。ピザもビールもたっぷり飲み食いし、一通り話し終わったところで、スポンサーである上司に、サンキュー!と声をかけて、三々五々帰っていきます。どうやら午後はもう皆仕事はしないようです。 『いただきます』と『ごちそうさま』に相当するものがないように、会食でも、始まりと終わりの合図となる『乾杯』と『三(一)本締め』もなく、集合・解散もばらばらで、日本の(仕事がらみの)会食とは違うものだなぁと思いました。大体、日本ではランチ打ち上げなんてあまりやりませんよね。金曜日のランチに打ち上げをして午後は仕事なし、っていいなぁ。 |
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99/8/26(木) へぎそば
美味しい!と何度も絶賛していた『へぎそば』をパーマン2合さんから頂き、ほくほくして別送便に詰めました。昨日はそのそばを早速頂きました。ちゃんと『ゆで方虎の巻』が付いています。たっぷりのお湯でとな?ま、一人分だから少なくてもいいでしょ。あ、ふいちゃった。ふいたらさし水?ぐつぐつ言わなくなっちゃった。火力(電熱器なので本当は電力)弱めすぎ?ゆで時間は4〜5分とな、ふむふむ。ありゃ、ちょっと長すぎたかな?ま、気にしない気にしない。うーん、長すぎた割には、まだ芯があるみたい…。でもこれ以上長くしたらふにゃふにゃになりそうだから、終わり!ざるは…あったあった、ちゃんとレンタル食器の中にありました。で、冷水にさらしてぱんぱん、水切り、ふとザルの下を見ると、そばが穴の隙間から出ているではありませんか!なんと!もったいないことに、貴重なへぎそばが数本か十数本か、ディスポーザー(生ゴミ粉砕機)へと消えてしまいました。スーパーで買った麺つゆを水で薄めて…あ、わさびがない、しまったぁ…中華スーパーで買った海苔をちぎってぱらぱら。さて!頂きましょう!
む?むむ!…こ、これは…!!!(絶句)
滑らかな喉ごし!しっかりした歯ごたえ!うむー!(うなる)いたく感動。私のいい加減な調理でもこれほどまでに旨いとは!!恐るべし、越後のへぎそば!さすが皇室献上の一品!どうぞ皆様もご賞味あれ!(ところでなんでへぎそばって言うんだったっけ?)
越後 小嶋屋
そば(良質の玄そばを石臼で製粉し、海藻をつなぎとしたもの)問い合わせ:株式会社
小嶋屋総本店
(新潟県中魚沼郡川西町大字中屋敷520-6 tel:0257-68-3311 fax:0257-68-3456)
追記:「へぎ」ってのは蕎麦が盛ってある四角い入れ物だってばさ。by りんたろう
99/8/25(水) 9割と1割
電気料金の請求先名義をアパートから自分へ移すために、電力会社のサービスカウンターへ出向きました。申請後は、請求書にある金額を小切手に書いて郵送すれば支払いができるようになります。そこへ行っておどろいたのは、来ていた客の9割がアフリカ系アメリカ人(黒人)だったということ。ペンシルバニア州はわかりませんが、全米では黒人の全体に占める割合は1割くらいです。法的な人種差別がないとはいえ、人種による所得層の違いがあるのは事実。信用がなくて銀行口座を開けない低所得者が現金で電気料金の支払いに来ているのだろうか。というのは憶測ですが、アメリカの厳しい現実を見せつけられたような気がしてちょっとショックでした。
99/8/24(火) limeとlyme
渡米して10日、生活基盤のセットアップにまだあれこれ苦労しています。何事も経験と、なるべく自分でやるようにしているのですが、慣れないことが多くてなかなか面倒です。
入国管理や税関では前回苦労したので、かなり緊張して臨んだのですが、拍子抜けするほどすんなりでした。その代わり、荷物が届かないというハプニングがありました。幸い次の便で到着しましたが、最悪荷物が見つからない場合は、品物の相当額しかもらえないようです。
入居したレンタル家具付きのアパートはなにしろ古く、蜘蛛の巣が張ってるし、トイレも何となく汚いし、なんといっても、冷蔵庫の中が白カビと青カビの巣窟になっているのには参りました。入居前にきれいにしたのは、床と天井だけという感じです。おかげで、初日からお掃除三昧(なんだか最近掃除ばかりしているなあ…)。掃除をしてもカビ臭さが抜けず、スーパーやドラッグストアにはキムコのような脱臭剤は見つからず。その上後ろに傾いているので、開けたら勝手にバタンと閉まる自動ドア。さらに、30分周期でヴイーィィィとうるさい音を発します。どうにかしてくれー!音がなくなった瞬間の静寂さに、思わずほっとする毎日。今、どうしたら外傷なくこの冷蔵庫を壊して新しいのに取り替えてもらえるか、策略中…。
うるさいといえば、毎晩カエルの鳴き声(かえるの歌に出てくるようなのではなく、木の幹を叩いているような不思議な音)がうるさかったのですが、ここ数日はおとなしいみたい。とにかくカエルやリスや鹿やアライグマや…野生動物が周りにいっぱい、すぐ近所に馬や牛が放牧されていたりで、緑が多く環境はよいのです。『Deer
tick lyme(鹿のダニによる病気)の季節になりました。予防注射を受けましょう!』なんていう張り紙を病院で見かけました。lymeって何だろう?ライムサワーのライム?と思ったら、同じ発音だけどそれはlimeでした。Lymeとは、この病気が初めて流行ったコネチカット州の地方の名前をとったようです。
99/8/20(金) 出稼ぎ
来年春までの予定でアメリカ出張になりました。お盆のさなか、8月15日にペンシルバニア州フィラデルフィアに到着。住まいはフィラデルフィアから1時間ほどの町です。フィラデルフィアは仙台と同じ位の緯度になり、気候も似たようなものだと聞いています。以前いた西海岸の雨季/乾季の2季しかないのと比べ、四季がはっきりしていて紅葉なども美しいそうです。全米第5の都市なのですが、ニューヨークとワシントンの中間にあって目だった観光地もないために、日本人には知名度はあまり高くないかもしれません。映画『ロッキー』の舞台になった都市です。
こちらは陽射しが強く、日向にいるとかなり暑いのですが、日本ほどではありません。湿度が低いせいかな。
以前出張した西海岸と比べて違うと思ったのは、人種構成。カリフォルニアがいかにアジア系とヒスパニックが多いかということを実感します(ヒスパニックは人種ではありませんが)。周りを見渡すと白人ばかりです。従って周囲のレストランもアジア系は少なく、食生活はあまり期待できないかも…。
ショックだったのは、アルコールを買ったり飲んだりするのに、カリフォルニアではいちいちIDを見せろ(未成年でない証明をしろ)と言われていたのに、こちらでは一度も提示を求められないこと。1,2年でそんなに老けたのか?…きっと東では西ほど未成年の飲酒に厳しくないに違いない、と勝手に推測しているのですが。
99/8/18(水) 境界
外国では、郷に入っては郷に従えをできる限り実践して、その地方のマナーに沿っているつもりですが、国際線の機内で出されたそばを食べるときはどうしたらいいのかな?と考えてしまいました。西洋のマナーではずるずるって音は厳禁だけど、日本のそばは音を立てた方がおいしいし。日本を出国してはいるけど、まだ外国に入国もしていない空の上、周りはアメリカ人が多く出された食事は和食。あなたならどうします?ま、機内食だから音を立てようが立てまいが、あまり味に変わりないのですが。
99/8/13(木) お盆
父も母も東北出身で、どちらもご先祖様のお墓は横浜からはかなり遠くにあります。それ故お墓参りはあまり行かないのですが、今年はたまたま父方の田舎に寄ることがあり、お盆にはまだ早いですが、お墓参りをしてきました。墓石に刻まれた人の中で実際に面識のあるのは祖母だけ、その隣りに並んだ祖父やその両親の名は私にはなじみのない人達です。でも、私の父には深く関わりの会った人であり、私がこの世に生まれるのに不可欠だった人達であり、長生きしていれば、私とも何かしら言葉を交わしたかもしれない人達であるわけです。先祖への思いが墓石に向かっているわけではありませんが、実際に会ったこともない人であれば、思いを馳せるための具体的な形というものは在った方がいいのかな、と思いました。墓などいらない、海などへの散骨でもいいと思ったりもしますが、お墓ってなんだろうなどと考えてしまいました。
99/8/3(火) 赤い月
各地で花火が盛んな時期である。ある夜湖畔をドライブしていたら、木々の合間から空に丸くて赤いものがちらっと見えた。「あ、花火!見た見た?」と隣りの友人に話しかけた。ところがその花火、いつまでも散らずに残っている。あれあれ?よく見ると、地平線近くで浮いている月だった。それにしても赤いなあ。地平線の近くにいる月ってなぜあんなに赤くて大きく見えるのだろう?しばらくすると、月は天空高くあがり、色も黄色くなっていた。でも、月が青いって歌った歌もあるよね?ということは、月は赤黄青と変化していくのかしら。
99/7/26(月) 見慣れた景色
夕方頃、東京駅付近を通ったら、赤レンガ色の東京駅の屋根がライトアップされ、その上には、ほのかに明るい空に丸い月が白く光っていました。あまり見慣れない景色で、幻想的で、とても印象に残るものでした。大手町あたりにお勤めの人って、皆気づいているだろうか?いつも見慣れているものってなかなか気づかないですよね。北海道の美瑛町は、写真家前田真三さんがとった丘の写真で有名になりましたが、地元の方にとっては当たり前過ぎて写真で見せられるまではそんなに美しい景色とは気づかなかったそうです。私がいつも通ってる道にも、はっとするきれいな景色がたくさんあるのでしょうね。ちょっと視点を変えてみると良いのかもしれません。
99/7/23(金) 冷房病
外はじりじり照りつけるような暑さ。それでも今日は涼しい風が吹いていて気持ち良く、あまり汗はかかなかった。ところが、建物の中は冷蔵庫のよう。こんなの、おかしいよ。ビジネスマンの長袖上着に温度を合わせるからいけないんだ。男性の方が暑がりだし。外気との温度差は5度位が適度。半袖で寒いくらいだから、きっとあの会場は外気マイナス15度くらいあっただろう。夏は暑さじゃなくて、この冷房で体調を崩しちゃうんだなあ。地球に優しい、体にも優しい、で過度の冷暖房は見直して欲しいな。
99/7/21(水) 現実的な夢
失恋した男が夢に現れ、忘れていたはずの切ない思いが蘇る。寝た子を起こされた気分で一日ぼーっ。夢の中の彼はとても優しかった。抱きとめられた腕の中で、安らかな気持ちになった。ロマンチックな雰囲気が流れ、甘えて抱きついたら、2歩3歩、ぐらりぐらりとよろけた。…ダイエットしなくちゃ。
99/7/20(火) どんぱん
中華街で夕食を食べて、帰りに山下公園の花火大会をちょっと見てきました。予想してはいたもののすごい人ごみ。公園まで行くと危険だと思い、路上に座り込んで大輪を楽しみました。どん、ぱらぱらぱら…わぁー!っていうのを聞くと、ああ、夏だなあと思いますね。ニッポンの花火バンザイ!タダで誰もが楽しめるのってすごいことだと思います。できるなら、浴衣を着て縁台に座り、うちわで仰ぎつつかき氷を食べつつ眺めるっていうのがいいですねえ。あ、足元にはブタさんの蚊取り線香入れを忘れずに。
99/7/17(土) 姉さん女房
たまーに回ってくる情報誌の仲間探しのコーナーに、結婚相手を探してますなんて投稿もあります。気になるのは、男性のメッセージの場合、大体が相手の年齢を自分より年下に限定していること。自分が40歳なら、20代か30代半ばまでの女性、とか、自分が30代なら20代の女性をとか。同年代か年上なんて思いもよらないのでしょうか?女性の方が平均寿命長いんだし、最近姉さん女房っていうのも一般的になってきているというのに、こだわっちゃうのかなあ。金のわらじはいても探せって言うじゃないですかね?
そんななか、20代の男性だったと思いますが、10代から60代までの女性の方、と呼びかけていたのには、おぉっと驚いてしまいました。これってギャグのつもりで書いてるのかな?ま、いずれにせよ、年下に限定してしまうよりは、なかなかユーモアがあってよろしいのではないでしょうか?
99/7/13(火) 犬猫の仲
今日は駅に着いたら、バケツをひっくり返したような雨でした。こんなどしゃ降りを英語では、It
rains cats and dogs
と言います。高校時代に習った英語がふと頭に浮かびました。なぜどしゃ降りが猫と犬なんでしょう?猫や犬がたくさん空から降ってくるのを想像してしまいました。この猫と犬を使って
cat-and-dog
というと、仲が悪いという意味になります。日本語の犬猿の仲のようなものでしょうか。そういえば、西洋のお話には猿ってあまりでてきませんよね。
追記:cats and dogsの由来は、catsが大雨を、dogsが強風を招くという迷信があるからだそうです。でも…どうして猫が雨で犬が風?
99/7/10(土) 披露宴
「ケーキ入刀じゃないのねー。」友人と私が同じことを言った。今日は、九州旅行でもお馴染みの学生時代の友人、お京の結婚式。通常ケーキカットの場面で、お京の場合、鏡開きであった。「いかにも…らしい」。出席者一同うなずく。新婦は通常、披露宴ではご馳走を目の前にして、殆ど何も食べられないものらしい。そこで、「何か食べたー?」と聞くのはよくあることなのだが、キャンドルサービスで回ってきたとき、「京子、飲んだ?」と聞いてしまった。「飲んだぞー!」おいおい、きれいなドレス着てドスをきかせて答えるなっちゅーの。でもさぁ、ドレスアップしたお京はくやしいほどきれいだったよ。無職のトランペッターっていうから、一体お相手はどんなアウトローなヤツ?と思っていたら、なんか素敵な奴じゃーん?さすがお京、今日は全く感服しちゃいました。
99/7/8(木) いとしきもの
3択です。私のベッドサイドにおいてある物は次のうちのどれでしょう?
1)もちろん愛しい彼の写真 2)幼なじみのキューピー人形 3)チカン防止用金属バット。そんなクイズを学生時代に出したことがありました。
一体何故、そしていつから、あんなにもキューピー人形を愛するようになったのかは自分でもわかりません。ご飯を食べるのもお風呂に入るのも寝るのも一緒。悲しいときはキューピーを胸にぎゅっと抱きしめて泣いていたし、嬉しいときは人形の体を押して、ピィーピィー音を出して喜んでいた。私の喜怒哀楽をそばでずっと見守っていたのがキューピーでした。そんなにも大切なキューピーを私は、遊びに行った先に置き忘れてしまいました。時間がないから取りには戻らんぞ、という父の声を非情に思いながら、永遠の別れにおいおいと泣いていました。小学校にはいって間も無い頃だったように思います。私の愛しいキューピーはあの湖に眠っている(自分が置き去りにしたくせに)…時々センチに思い出すことがありました。
そんなわけで、文頭のクイズの答えはもちろん2)のキューピーなのですが、先日部屋掃除をしていて、キューピー人形(亡くしたキューピーの次の代)にふと気づきました。あんなに愛してやまなかったキューピー人形、忘れ去られてすっかりほこりまみれでした。家族に感情をぶつけることはあまりなくても、あんたにだけはいろんなことを話しかけてたね。ごめんね、ピーのスケ(キューピーの愛称)、私のくだらないおしゃべりをまたニコニコ顔で聞いてくれる?そんなことを語りかけながら、キューピーの頭を拭きました。
99/7/7(水) 七夕
残業を終え、裏口から出て空を見上げたらなんだかほっとして、ふと七夕の歌が口をついて出ました。ノキバ?スナゴ?家に帰ってさっそく調べると、ノキバは軒端、軒の端のこと、スナゴは砂子、金銀をちりばめたもの。言葉の意味を知らずに歌っている歌って結構ありますよね。特に民謡など、時代背景が古くて現代ではなかなかお目にかからない物をさした言葉はわかりにくい。タンザクだって知らない子供はいるかもしれない。
見上げた空は残念ながら曇空。でも、すこおし星が見えるかな。天の川は見えませんね。雲の後ろで織姫とひこ星、会ってるかな?降るほどの星に圧倒されたいなあ。
99/6/25(金) スパティフィラム
部屋に緑が欲しい、でもこまめに世話するのは面倒だ、そこで、手のかからないというスパティフィラムという観葉植物を買った。水も頻繁にあげる必要はなく、日にあてなくてもよい。ちょうどスーパーで白い清楚な花をつけていたし。安かったし。それがもう5年前。それっきり花はつけなかった。水をやらなかったわけでもないのだけれど。今、私の手を離れて、スパティフィラムはまた花をつけている。やはり、愛情が足りなかったのかも。植物にも毎日、あなたはきれい、あなたはよい香り、と語りかけて丹精こめて育てると、ほんとうにきれいでかぐわしい花をつけるのですってね。
99/6/22(火) ジューンブライド
梅雨どきだというのに、6月は結婚式が多くて大変ですね。『6月に結婚する花嫁は幸せになれる』?ジューンブライドを2度やった友人もいますが…。そもそもジューンブライドってどこから来たの?6月を意味するJuneは、ローマ神話の女神Junoから来ているそうですが、このJunoが結婚の守護神であったことが、ジューンブライドの由来とも言われているようです。他に、西洋では大学の卒業式が6月に行われるため、卒業後すぐ結婚するのが女の幸せとされていた時代があったとも?
Juneを調べていたら面白いことがわかりました。ローマ旧暦では1年は3月から始まっていたそうです。月を表す言葉の意味と現在の暦とが2ヶ月食い違っているのはそのためだとか。なるほどー。
September : 7番目の意味。septは7。現代の暦では9月
October : 8番目の意味。octは8、現代暦では10月
November : 9番目の意味。フランス語ではneufが9、現代暦では11月
December : 10番目の意味。deciは10、現代暦では12月
99/6/20(日) お店様は何様?パート2 6/2の日記で紹介したコンビニにまた行ってみた。張り紙の文面がまた変わっていた。『「立ち読みするな」という意味がわからないのですか?かわいそうに…。』もう一枚は、『立ち読みは他の店でやってください。字読めませんか?』 前回の、『日本語の通じない方々が多数いらっしゃるようで…』の意味は、やはり皮肉だったんですねぇ。それにしても、『かわいそうに』はひどい書き方。この人は『不遜』という日本語を知らないわね。かわいそうに…。 駅構内のコンビニなので、客足が絶えることはない。店員は若いアルバイトのようだから、まさか旧国鉄職員ではないだろうけど、どうも公的機関のサービスってどこか足りないと思うことがよくある。窓口の時間帯も、そろそろ9時〜5時からもっと幅広くしてくれてもよさそうなのに。でも、同じ日の朝に寄った区役所で、職員が丁寧な言葉遣いで区民に説明をしていたのを聞いて、救われる思いがした。 |
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99/6/15(火) まちがい電話
最近、よくPHSが鳴る。これは仕事のために最近手に入れた2台目だから、この番号を知っている人はあまりいないはずなのだ。かけてきたのは見覚えの無い番号から。かけ直したら、やはり知らない女性が出た。「すみません、間違えました」って切ったけど、すぐまた同じ声の人から電話。こちらが名前も言わないのに、女性の声とわかっただけで今度はあちらが「間違えました」と言ってすぐ切った。そして今日はPメールが届いていた。『キョウハゴメンネ!クドウ』きっと、おとといの人だな。連絡をとりたい男性は、彼女の恋人なんだろうか。Pメールにあるのが名前ではなく、苗字であるのがそれをちょっと疑わせる。彼は、彼女の唯一知っているこの番号を捨ててしまったのだろうか。
せつなくなった。
99/6/14(月) さそり座
今日は月が隠れていたからだろうか、珍しく星がよく見えた。南の空にさそり座が姿を見せていた。地平線近い所にいるから、いつもは光でよく見えない星座だ。尻尾近くの星が燃え上がるように赤く瞬いていて、目が離せなかった。あれはなんていう星だろう?小学生の頃は、よく屋根の上に寝転がって、星座早見盤と見比べながら、何時間も空を見ていたなぁ。その割に星座は覚えなかったけどね。
今日は騒音も無く、静かな心地よい晩だ。
99/6/9(水) 夜光虫と海蛍
6/5に書いた疑問『海蛍は夜光虫とは違うのか?海蛍はプランクトンの一種なのか?』をウミホタルのサイトに聞いてみました。すると、下のような回答を頂きました。ありがとうございました!
ウミホタルサイトの管理人サン:
「うう・・・.いまだに書いていないことの一つなのですが,ウミホタルと夜光虫は全く別な生物です.
ウミホタルはごちゃごちゃと書いていたように甲殻類の一種ですが,夜光虫は単細胞生物です.もっとちっさくて光り方も異なります.
ウミホタルは発光物質を出してジワーッと光りますが,夜光虫は刺激を受けた一瞬だけチカッと光ります.
あと,よく誤解されていますが,「プランクトン」という概念は,「浮遊生活を送る生物」なので,でっかくてもクラゲはプランクトンですし,
小さくても砂に潜って暮らしているウミホタルはプランクトンではありません.」
そうなのかぁ。プランクトンていう種類なのかと思っていました。チカチカでもじワーッとでも、光るの見てみたいなあ。
ところで、甲殻類といえば、私のカニアレルギーもようやく克服できたようです。この間行った北海道でタラバ、ズワイ、毛がにの3大カニ食べ放題でちろっと食べてみたけどいつものようにお腹痛くはならなかった。特に好きなわけじゃないけど、私に遠慮してカニを食べられない人がいると困るし、一人だけメニュー違うのも寂しいし、よかった!
99/6/6(日) 独壇場
この間、またひっかかった言葉があり、辞書サーフィン(99/1/7のきまま日記を参照)してしまいました。独占して思うままにできる場を『独壇場(どくだんじょう)』と言いますよね。この言葉は、『土壇場(どたんば)』と似ているけれど、一方では『壇場』をダンジョウと読み、もう一方ではタンバと読む。これは何故なんだろう?
独壇場は、本来、欲しいままにするという意味の『擅』の字をあてた『独擅場(どくせんじょう)』と書くのが正しいのだそうです。誤読して使っていたものが慣用となり、そのまま認められてしまった言葉だったのです。面白いですね。
土壇場とは、土が壇になっている場所の意味で、昔の死刑場のことです。転じて、死刑場にまで連れてこられた切羽詰った場面を指すようになったのでしょう。…切羽詰るはどうしてこういう漢字をあてるのだろう?…とまた辞書サーフィンは続くのでした。
99/6/5(土) 夜光虫
相模湾で赤潮発生のニュース。赤潮とは生活排水などが原因で水が汚れ、プランクトンが大量発生して海産物に被害がでるもの。その赤があまりに鮮やかで印象的でした。ピンクの夜光虫が大量発生しているらしいのです。夜光虫ってプランクトンだったの?暗い海にキラキラ光るというイメージがあったので、きれいなものだと思っていたら、夜光虫の発生するところは実は汚水だらけなのだそうです。キラキラ光るといえば、海蛍(ウミホタル)は夜光虫とは違うのだろうか?
99/6/3(木) タクシードライバー
バスや電車は、勝手に乗って勝手に降りるだけで、誰ともコミュニケーションせずに利用できてしまうが、タクシーはそうはいかない。まず行き先を伝えなければならないし、お金の受け渡しもするし、せまい密室で同じ空間を共有するのでお互いをかなり意識しないではいられない。車内の雰囲気やかかっているラジオや運転の仕方や対応の仕方から、その人柄がうかがえるし、はたまた名前や顔までばっちりわかってしまう。短い時間だけれど、いい人にあたればその後も気分良く過ごせるし、最低なサービスだと憤慨して一日台無しな気分にさせられる。恐い存在だ。
昨日昼食を食べに出たときに会社の前で乗ったタクシーは、すぐにはドアを開けてくれなかった。明らかに近場に昼食を食べに行く連中とわかったからか?行き先を告げても応答が無かった。反応がないと不安になる。その帰りに乗ったタクシーは女性ドライバーで、よくしゃべる人だった。昼食だったの?この辺だとどこそこがおいしいわよ、\980でスープもお茶も飲み放題で。その手前のとこもまあまあね。女優の柴田理恵子さんに似ていた。タクシードライバーの美味しい店情報はありがたい。
今日乗ったタクシーの運転手さんも、お客としゃべるタイプの人だった。試験を受けに行くのに、電車の乗り換えの時間がもったいないので車の中でも勉強できるようにとタクシーに乗ったのだった。でも、今日は雨にならないといいね、とか、仕事は終りなの?とか話しかけられてしまい、人のよさそうな人なのでついつい返事をして、結局あまりテキストを開けなかった。駅に着く間際にメータを止めてくれ、出るときには、「気をつけてな」って言ってくれた。これはサービス業だからでもなんでもなく、短い時間を共有した人間への思いやりから出た言葉だった。だから、「運転手さん」にではなく、ありがとう、おじさん、と言いたくなった。
99/6/2(水) お客様は神様?お店様は何様? 目を疑った。これはただのいたずら書きだろうか?いや、そうではないみたいだ。邪魔?帰れ?なんだか感情に任せて書いたような文面だ。『日本語の通じない人がいる…』の文はわかりにくかった。日本語のわからない外国人に対するいやがらせか?見えるってどういう意味?しばしその場で考えてしまった。要するに、ふたつとも、立ち読みお断りのメッセージなのだ。なんだぁそうなんだ。何を言いたいのか良くわからなかったよ! 昔の漫画には、立ち読みしている人の横でわざとらしく店主がはたきをかける、という場面がよくあったけれど、そういう遠まわしのいやがらせと、こういう直接的な主張とではどちらがダメージが少ないんだろう?過剰でそのくせ表面的なだけのサービスもどうかと思うけど、こういう客への抗議あからさまっていう態度もどうかと思うよ。 →張り紙『日本語の通じない方々が多数いらっしゃるようで……。カメラにもよく映りますし、レジからもよく見えます』『立ち読み邪魔 帰って下さい』 |
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