香港/マカオ '94/12

その2

94/12/14水

午前中は通常出勤。お昼に会社の洗面所で着替え、京成特急で成田へ。旅行会社にもらったチケットが喫煙席だったので、直接キャセイパシフィック航空会社に交渉。スンナリ変えてくれた。お茶などしてゆったり。
出国手続きが異様に混んでいた。30分遅れて18:00すぎに離陸。9割がた席は埋まっている。座席は36K、翼の上。夕食はクラッカーとクリームチーズがおいしかった。まわりの国籍さまざま。広東語、日本語、英語が飛び交う。白人、黒人、東洋人、さまざま。
飛行機は啓徳空港に近づくとかなり低空を飛ぶ。天候は晴れ、21度と言っていたが、空は曇っていた。夜景は期待したほどではなかったが、イルミネーションはきれい。
空港ではよく確かめもせず、人の波にそって出口に出た。出迎えがいない。マクドナルドの隣りにある公衆電話で現地法人に電話、白(パク)さんという人が日本語で対応してくれた。実は団体出口というものがあり、私達は逆の一般出口に出てしまっていた。
町には高層ビルが林立。蛍光灯の青白と白熱灯の黄白のコントラストがきれいに見えた。現地ガイドは香港人の林麗紡さん。日本語ぺらぺら。ホテルの部屋もよし。…と思いきや、ダブルベッドだった。満室なので明日まで待てと言われてしまった。衛星TVでNHKニュースや織田裕二と中山美穂のドラマの吹き替え版などをやっていた(何語への吹き替えなのかはわからない)。
*香港にはATV(亜州電視)とTVB(香港電視)の2局のテレビ局があるが、それぞれ英語と広東語で放送しているのでチャンネルは4つ。広東語チャンネルでは外国モノは殆どが吹き替えで放送されている。日本のドラマやマンガは香港でも人気が高く、広東語で話されている。

超値套餐由朝嘆到晩=Extra Value All Day Long(一日中大特価)。ビッグマックとポテトのバリューセットはHK$16.50(\230)→

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94/12/15木

朝から晩まで一日拘束の日。お天気イマイチ。6:30モーニングコール。7:00過ぎ朝食(中洋折衷のバイキングスタイル)。パスポートと帰りのチケットをセーフティに預け、8:00出発。

ツアーは日本人ばかり17人。何かの研究会なのか、足の不自由な高齢の男性(先生と思われる)を中心に、女性5人+若い男性1人の7人グループ。そして、2,2,2,4人ずつの女性のグループ。4人組はかなり若そうなのに(だから?)、買い物旅行に来たらしい。短大2年生のようだ。最後の日に、ブランドロゴ入りの大きな紙袋を持ちきれないほど抱えていた。

hk06.jpg 香港のラッシュアワーは8:30〜9:30。それに巻きこまれないうちに出発。まずは浅水湾(リパルスベイ)へ。カメラマンが同行して記念撮影(これは後で\1,000で売っていた)。白砂遠浅で砂浜はきれい。マクドナルドとケンタッキーがあった。
タイガーバームガーデンは極彩色どころか、色あせところどころはげてしまっている。途中に閻魔様がいて、てっぺんは天国。人がうじゃうじゃいるが、皆天国までは上ってこない。アザラシ、ウサギと亀、熊、虎、蛙、象、猿、まるで動物園のよう。
次は宝石城の中の一店へ。パールのネックレス\17,000。まずまずの値段。特に安くもない。もっとも、値札が無かったので交渉次第で安くなりそうだ。何人かはお買い求め。次は鞄や財布などの皮製品高級店へ。暇なので外へ出た。両替所のレートは1円=0.067HK$とある。ということは、1HK$=\14だ。

← Local Travel Agencyは香港では大手の旅行会社らしい。『路得』のマークの入ったマイクロバスが観光地に何台もいた。

12:30からようやくお昼。尖沙咀(チムシャツイ)センターの3Fで。湾が見渡せる。が、曇天。飲茶。せいろにエビ餃子やシュウマイ、肉マン。春巻き、ヤキソバ、チャーハンなどなど。お腹一杯。
午後はまた店巡りに連れて行かれる。民芸品店、シルク・皮製品アウトレット。間に空港の見える展望台の見学をはさむ。啓徳空港は一本の滑走路で離着陸している超過密スケジュールの空港だ。離着陸も難しいらしい。大変だ。
このあとは漢方の店へ。全員が小部屋に閉じ込められ、薬剤師(?)が薬の効能について息着く間もない勢いでしゃべくり、すぐさま客2人に1人の売り子がひざまずき、さあ、何を買いますか?と迫る。もちろん買うのが当然、という雰囲気である。1つ買ったら、大きい方がお得だとものすごくしつこい。何も買わないヒガちゃんには、あきらめたか売り子も説得しない。
更にDFS(Duty Free Shop)や高級品店へ。ちっとも安くないので何も買うものがない。
車内販売で買った美韻Miyamの人参真珠クリームは、2日目にして効果が現れ、肌がすべすべになった。2つ追加して持ち帰った。その後、日本からFAXで注文したが、以前のものとは変わってしまった。香料がきつくなって肌にもあわないためやめてしまった。残念。黒真珠と朝鮮人参は昔から漢方として珍重されたもの。
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世界で最も何度の高い空港のひとつ啓徳空港。改修前。
ようやく夕食。北京料理。北京ダックは、肉ではなく皮をクレープのような薄い皮に巻いてみそを付けて食べるもの。油っぽくてくどい感じ。焼きそば・焼きうどん類は今日は毎食出てきた。満腹。
100万ドルの夜景を見に、再度香港島へ。人がいっぱい。クリスマスイルミネーションはきれいだけど、きゃーっ!感動するーぅ!という程でもない。どこが100万ドルじゃい、という感じである。

20:00過ぎ、ホテル到着。ようやく1日観光の終わり。各所2〜30分ごと、殆どが店に落とされてショッピングという形で、すごく疲れた。部屋をツインに変えてもらった。窓から見える対岸のイルミネーションに誘われて、また外へ。橋にかかる欄干に、サンタとトナカイ。川沿いのホテルなどもイルミネーションがきれい。情報誌『This Week』にも載っているCentral ParkでのLantern Festivalを見てぷらぷら。恐竜が電動で動き回るのが気に入った。歩いているうち、沙田(シャティン)の駅ビルを見つけ、ヤオハンに入り、歯ブラシ、牛乳など買い物しながら、生活用品の見学。システムも品揃えもおおよそ日本式。ジャイアントポッキーだ!と思ったら、Chockyだって。大笑い。ワコール製品は安そう。結構大きなショッピングセンター。疲れたー。

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本場中華。このあと北京ダックが登場

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100萬ドルの夜景?

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Central ParkのLantern Festival会場。

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<このページの最終更新日:99/07/27>