シアトル/バンクーバー/ビクトリア '97/12

 

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さあ、クリスマス休暇だ!
北国でホワイトクリスマスを!と期待してのカナダ行きでしたが、カナダでも西海岸は暖かくて、あまり雪も降らないとのこと。お天気はずっとどんより曇り空で残念でしたが、ドライブと船の旅を堪能しました。
旅の道連れは、年末年始を利用して日本から遊びに来ていたスージー(日本人です)。


点線が一周の軌跡(黄色い点線は、カーフェリー)

 

日程

1 12/25
San Jose -> Seattle -> Anacortes -> Vancouver
2 12/26
Horseshoe Bay -> Nanaimo -> Victoria
3 12/27
Victoria観光(クレイダーロック城 Royal B.C.博物館他)
Victoria -> Port Angeles
4 12/28
Kingston -> Edmonds -> Seattle -> Snoqualmie -> Seattle
5 12/29
Seattle -> Reno -> San Jose

旅費

今回の旅費は、交通費(航空チケット、レンタカー4日分、ガソリン代、フェリー代)とホテル4泊代で一人$600位。
航空チケットは、インターネットで探して、SeattleのIACE Travel(日本の旅行社)に手配を依頼。

参考サイト

YOUYUCLUB.COM  アメリカ、ノースウェストの暮らし&遊びサイト。生活情報、観光案内、クラシファイド、レストラン、マリナーズ、イベント、チャット、掲示板など(日本語)

Relax-Trip Seattle EastSide Area Guide シアトルのホテル・レストラン・ショッピング・観光・シアトルマリナースなどの情報

旅ふぁんのシアトルのページ みどころ・グルメ/ショッピング/ナイトライフ・アクティビティ・おすすめコースなど。

Canada Sightseeing Navigator - カナダ・ドライブ旅行ガイド  カナダ国内を、レンタカーで旅行する人にお役立ちのサイト。カナダ旅行の基礎知識,冬のカナダ情報,ドライブ旅行の基礎知識ほか、十分で丁寧な内容。お勧め。

カナダ・ジャーナル  カナダ発ライフ・ビジネス・トラベル情報。

バンクーバー新報  1978年創刊の日系新聞のサイト。カナダのローカルニュース、最新ニュースを日本語で見ることができる。週刊。

British Columbia Travel Guide  ブリティッシュ・コロンビア州旅行ガイド。(英語)

ビクトリア市 ビクトリア市のページ。ビクトリアの地図、観光ガイドもあり(英語)

 

旅日記

97/12/25木
シアトル・タコマSeattle/Tacoma空港へは、San Joseから2時間で到着した。この先どこへどう行くかは決めていない。インフォメーションであれこれパンフレットを見比べつつ、計画を立てる。飛行機やバスと船なども検討したが、結局、レンタカーとカーフェリーでビクトリアVictoriaやバンクーバーVancouverを通って、一周することに決定。Avisへ。Compact carで、$29.98/dayだった。

 

ちなみに、バンクーバーからビクトリアまで、Air shuttle(飛行機)を利用すると、往復で186カナダドルかかる。所要時間は30分程度。

11:30 空港を出発。バンクーバー島行きのフェリーに乗るため、アナコルテスAnacortesへ向かった。ところが、その日の便は8:00発のみといわれ、すごすごとUターン。悪天候でフェリーが欠航になった場合を考えると、最初にバンクーバー島に渡っておきたかったのだが、仕方なく、時計と逆回りに一周することに予定を変更。今日の目的地はバンクーバーだ。

フェリーに乗れないとわかった時点で、実はかなりお腹がすいていた。じゃあ、この辺で休憩がてらお昼にしましょうと港付近を探してみるが、菓子パンしかないようなグローサリーストアしか開いていない。年中無休と信じていたマクドナルドもバーガーキングもケンタッキーも閉まっている。目についたレストランらしき建物全てに寄ってみたが、ことごとくお休み。I-5号沿いのファーストフード店なら開いているだろうと、Anacortesを離れた。ああ、お腹がすいた。

看板に従っていくと閉店のレストランに辿り着き、意気消沈。というのを何十回と繰り返し、もう元気も失いかけてきた15:00頃、カジノの看板を見つけた。Harrah'sは、Las VegasやRenoにもある大きなカジノだ。こんな格好で入ってもいいのかな?と気の引けるほど、りっぱな建物に恐る恐る入っていくと、おお、人のざわめきが!!スロットマシーンやルーレット台がずらーっと並ぶ広いホールに一歩入ると、今までの閑散とした雰囲気が嘘のように、活気にあふれていた。そして、とうとう営業中のバフェを発見。感涙。
米国のクリスマスは、日本のお正月と同じなのだ。都会でない限り、スーパーマーケットもファーストフードもみんなお休み。食糧備蓄はしっかりと。お腹がすいて死にそうな体験とともに身に染みたアメリカのクリスマスだった。

食事目的で入ったが、ちょっとだけゲームも。バンクーバー(チャイナタウンが有名)近くのせいか、クリスマスだからか、客は中国人が多い。

Harra's Brochure
16:30 国境越え。アメリカ人はそのままスルー。私たちは事務所へ呼ばれた。でも、スタンプを押したもらっただけ。とくに何の会話もなし。
制限速度90の数字に一瞬驚く。アメリカのインターステートは早いところでもせいぜい80だ。90マイルと言ったら、144km/h。ここはもうカナダなんだと思い直してホッとする。カナダは、マイル表示ではなく、日本と同じキロメートル表示なのだ。

Vancouver Hotel

17:00バンクーバー着。すごく高そうだけど、イルミネーションのきれいなホテルバンクーバーにとりあえず入ってみる。ツイン$150だというのでホッとしてここに決め。

Vancouver Hotel room
花柄が女の子チックなツインルーム
Vancouver Hotel Lobby
ロビーのツリー。渋い色でおしゃれ
Spar spangled   Photo by Allan Stearns 寒いけど、ちょっと外を歩いてみよう。バンクーバーの発祥の地ガスタウンや、妙な形の建物が並んで新興されたばかりのようなウォーターフロントを散策。
変な時間に昼食だったのでお腹がすかない。チャイナタウンものぞいてみたけど、食欲も湧かず、夜景を見ながら、カクテルで終りにする。いやーなんだか、私たちの柄にもなく、おしゃれな一夜だねぇ。

Gastown Steam Clock

ガスタウンの名物、Steam Clock(蒸気時計)。1時間毎に蒸気を吹き上げる。私たちが通りがかったときも、ちょうど蒸気を吹き上げていた。クリスマスだからか、他に見物している人は殆どいない。

97/12/26金
朝食はホテルのレストランでbuffet。和食もある。Xmasの飾り付けの下で、味噌汁とご飯というのもなんだか妙。味はまずまず。梅干がおいしい。隣のテーブルも日本人だった。クリスマスにホテルで朝食をとっているなんて、日本人観光客くらいのものかしら?

ホテルの外にも、日本語の看板を掲げた店がそこここにあるのを見ると、ここバンクーバーに日本人観光客の多いことが伺える。ホテルの向かいに、巨泉のOKショップを発見。カナダ限定販売の言葉に負け、『メープルシロップ入りジャイアントポッキー』を購入。

Breakfast

9:30 ホテルを出発する。Stanley公園を通って北へ。せめてすぐ近くのスキー場、Grouse Mountainに登って雪景色を楽しみたかったが、雨の降りが激しくて断念。港へ直行する。

Map&Ferry Schedule

10:30 カーフェリーでHorseshoe Bayの港を出発。東京湾の久里浜−金谷間フェリーと似た雰囲気。
ブランチをとろうとする人で、カフェがごったがえしている。私たちは後方で座っていた。スージーは少し酔ったようだが、揺れはあまりなく、エンジンの振動が体に響くという感じ。1時間半後、Nanaimo到着。1号を南下し、Victoriaへ。お天気が悪いため、どこにも寄らず、ひたすら走る。

<- シアトル・タコマ空港のインフォメーションで集めた情報の中で、一番役に立ったのが、これ!(The Ferry Traveller。米国ワシントン州、カナダのブリティッシュ・コロンビア州やアラスカをフェリーで旅するためのガイド)。フェリーに3回乗ったが、時刻表と地図は正確だった(でも、なぜかAnacortesでは乗り損ねた!?)

英国の香り高いビクトリア。是非アフタヌーンティーを取らなければ。スージーのガイドブックのお勧めに従い、Oak Bay Beach Hotelへ立ち寄った。スージー:ケーキ、私:シチューを注文。この組み合わせって、アイルランドのアラン島に渡ったときのメニューと同じだね。揺れる船を下りた後、寒くて、疲れて休憩するという状況も同じ。疲れを取るには、スージーは甘いもの、私はあったかいもの、という思い込みがあるのかもね。

レストランの渋く落ち着いた雰囲気が気に入り、一部屋だけ空きがあるというので、このホテルに泊まることに。

Oak Bay Beach Hotel Brochure
Butchart Gardens Brochure 夜は、ブッチャートガーデンThe Butchart Gardensへ。

ビクトリアの市街からは車で30分ほどの郊外にある。ブッチャート夫妻の丹精こめた庭として世界的に有名。50エーカーの庭園内には、四季おりおりの花が咲き乱れる。特に夏のバラがきれいだそうなのだが、冬だったので、花よりもクリスマス・イルミネーション目当てで行った。
広い庭園のいたるところでキラキラして、イルミネーションは幻想的。ブラスバンドやコーラスによるクリスマス・ソング・メドレーの演奏もあり、楽しかった。イルミネーションに電気を使いすぎるのか、時々停電になったりするのも一興。真っ暗な中、ろうそくの灯でコーラスを聞くのも、風情あり。ただ、戸外の演奏会なので、ものすごく寒い。ストーブに寄り添いながら歌を聞く。

The Ross Fountains   The Butchart Gardens

 

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<このページの最終更新日:01/02/23>