ツーソン / ツームストーン '97/12

アリゾナ州の旗

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週末の予定が突然空いたので、どこかへ行こう!と直前になってキップ手配。昭文社のエアリアガイド『アメリカ西海岸』の中から、アリゾナ州のフェニックスPhoenix・ツーソンTucsonを選びました。
友人の夫のアメリカ人がフェニックス出身だと聞いていたこと、西部劇の町のツームストーンTombstoneを見に行こうと思ったから。でも、西部劇ってまともに見てない…。
前夜、レンタルビデオ屋で『TOMBSTONE』(注)を借りて夜中まで勉強(?)しました。ワイアット・アープ、ドク・ホリデイと悪役クラントン一家の決闘が行われたOK牧場は、ツーソンの更に先、ツームストーンにあったのです。

注:『TOMBSTONE』 邦題トゥームストーン。1993年/米/監督ジョージ・パン・コスマトス/出演カート・ラッセル,バル・キルマー。TOMBSTONEの町を舞台に、悪徳保安官や無法者に闘いを挑む、ワイアット・アープやドク・ホリデイ。名高いOK牧場の決闘を描いた西部劇。

Arizona map
Phoenix-Tucson:100miles
Tucson-Tombstone:70miles

  日程
1 12/20
San Jose
→(SOUTH WEST809)Phoenix
(I-10)→Tucson
→Tombstone
→Tucson
2 12/21
(I-10)→Phoenix
(total 478miles)
→(SOUTH WEST1322)
San Jose

sagroa cactus
サグワロ・サボテンの美しい白い花は、アリゾナ州の州花

旅日記

97/12/20土

車をSan Jose空港の長期用駐車場に置き、SOUTH WEST 809便でフェニックスへ。6:30発。カリフォルニア州とアリゾナ州は、時差が1時間あり、1時間半で到着。

Hertzで車を借りて、I-10号をツーソンへ。低いブッシュと背の高いサボテンが点々とある。その向こうには山脈が連なる。

フェニックスからツーソンへは約100マイル。昼前にツーソン着。I-10沿いに並ぶモーテルの看板の中から、宿探し。何気なくHoward Johnson(1010 South Freeway Tucson, Arizona 85745  520-622-5871)に入ったが、失敗。ここはSuper 8モーテルとの共同経営なのか、閑散としてあまり清潔な感じではない。一泊$55(税込み)。受付のお姉さんもかったるそーに応ずる。

ツーソンはもっと砂漠砂漠した所かと思ったら、高架道路が交差し、高層ビルも見える都会。

すぐにまたI-10を更に東へ70マイル、昼過ぎにツームストーンに到着。駐車場に車を停めて歩き始めると、クラシックなドレスの人々がそこここに歩いている。今日は何かの催し物があるのかな?と思いつつ、うろうろ。催し物は毎日あるのだった!
OK牧場のショー・タイムまでに時間があったので、向かいのO.K. CAFEで昼食。店員も気さくで親切。Emu Burger (100% アリゾナ エミュー肉。フレンチフライとゴマふりパン付き $6.95)を注文。Emu(エミュー:ダチョウの小型の鳥)といってもBeafとどう違うのかよくわからなかった。

OK Corral ツームストーンは、"Town Too Tough To Die" と言われている。タフすぎて死ななかった町?死にぞこないの町?
1800年代に鉱山の町として栄え、OK牧場の決闘があった最盛期の1880年代には、Tucsonよりも大きな町として有名であった。

OK Corral (OK牧場)では、1881年10月26日に行われたアープ兄弟対クラントン一家の決闘の場面が毎日上演されている。

昨夜の勉強が役立った。ビデオを見ていなかったら、ドク・ホリデイが悪役なのか正義の味方なのかわからないところだった。

牧場の中には、Fly 写真館があり、当時の写真などが豊富に並んでいた。伝説的に有名なアパッチ・インディアンのジェロニモの写真もあった。
ドク・ホリデイの妻となった女性(Big Nose Kateの相性がある:由来の説明もあったけれど忘れてしまった)の生涯を語るものもあり、興味深くじっくり見て回った。

Tombstone1 Tombstone2
Kate's Saloon

OK牧場を出て、小さな町を歩く。メインストリートは3ブロックぐらいで短い。
Big Nose Kate's Saloon(417 E.Allen St. Tombstone, AZ 520-457-3107 http://www.bignosekates.com/)を見つけた。 ちょっと覗いたら、楽しげな雰囲気。子供もいるので安心と、入ってカクテルを飲んだ。すると、OK牧場で写真を頼んだ日本人のグループと再会。一緒に飲もうと誘われてテーブルを移った。
アルバカーキに20年以上住んでいるという男性、プロ(?)の写真家の女性、新潟から来たという男性3人組の5人。店内では、暗くてデジカメが使えないと言うと、写真家が撮ってくれた。店には、さっきのOK牧場の劇の出演者もたむろしている。一緒に撮ってもらった。
店の人が、小道具を出してきた。帽子とフワフワ鳥の羽みたいなの。 写真の出来具合がよかったら、観光用のパンフに使いたいので、店にも送ってくれと頼んでいた。町の宣伝に一役かってるかしら。ワクワク。

Sonoran Desert sunset
TUCSON OFFICIAL VISITORS GUIDE
の写真より

帰りは行きと違う道をと、82号83号を走って10号へ出た。こういうところを昔は馬車で走ったんだなあ、という夕暮れのサボテンの平野を一人走る。

夕食はツーソンのEl Charro Cafe(エル・カーロ・カフェ:http://www.arizonaguide.cm/elcharro/)へ。有名な所らしい。賑やかだった。TUCSON OFFICIAL VISIATORS GUIDEで、クリスマスイルミネーションをやっている(Winterhaven Festival of the Lights 12/20-29 before Christmas for 10 days. Residents dress up their streets in the holiday spirit. Ft.Lowell-Country Club Rd., 327-0111)との情報を見て、行ってみた。その区画の住宅街全体がキラキラしている。毎年コンテストがあるらしく、各賞を取った家の前には、ちゃんと賞の説明看板がある。寒い中、人々がぞろぞろ歩いている。4頭立てのソリなども沢山行き交い、クリスマスムード満点。ソリ上の人たちからは、楽しげなクリスマスソングの唄。皆、にこにこ顔ではしゃいでいる。いいなあ、こういう時、一人だとちょっと寂しい。

 

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<このページの最終更新日:02/09/29>