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ヴァヌアツへは、Air
Vanuatuを利用し、オーストラリアのシドニーを経由して行った。オーストラリアとの時差はなく、2,3時間のフライトなので、とても近い感じがする。
機体はもっと小さいかと思っていたら、737-360で結構大きく、20:20発だったがちゃんと機内食も出た。乗務員の女性はあまり笑顔を見せず、ちょっと怖い感じ。知り合いのヴァヌアツ人の客のところで長く話し込んでいてるのが、ヴァヌアツっぽいかも。まあ、食事を運んでしまえばあとは特に仕事もないのだろうけど。
機内アナウンスはビシュラマ語、英語、仏語の3種類。
エファテ島の空港についたのは、23時半。殆ど光はなく、周囲は真っ暗。タラップを降りるとムッとする草の匂いがして、懐かしい感じがした。 |
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機内アナウンスの英語、仏語は以前の統治国の言葉だからわかるとして、空港にはそれに加え日本語が!日本人にマイナーな国を狙ってきたのに、空港に日本語があふれるほどにたくさん日本人が来るのか!あなどりがたし!
…と思ったら、どうもそうではないみたい。JICA(国際協力事業団)がいるので空港の日本語表示を作ったが、多いわけではない、とは地元で出会った日本人の方の弁。
私たちが日本人と知ると、あっちの村には日本人が住んでいるよ、と教えてくれる人がたくさんいた。この国の人にとっての日本人の印象は悪くないのでしょう。ほっ。 |
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空港の到着口。オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ニューカレドニアなどからの便が到着する国際線は、ヴァヌアツの80ほどの島の中でも唯一このエファテ島の空港だけ。まさしく、ヴァヌアツの空の玄関である。しかし、国際線は一日に数便しかなく、その周辺の時間帯は到着客やお迎えの人でどっと賑わうけれど、それ以外の時間は閑散としている。この空港の近くにはアイスクリーム屋さんとビール工場とがあり、到着便の時間が遅れると、運転手さんはそのどっちかで時間をつぶすんだって。同じホテルに泊まっていたニュージーランド人が言ってたんだけど、本当かな? |
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到着便が行ってしまい、閑散とした到着口玄関。 空港からの交通機関は、バス(写真右の赤い車。BUSのBがナンバープレートについている)とタクシー(左の黒い車)のみ。バスはこのワンボックスタイプと決まっていて、ポートビラの町なかは一回100Vt、遠出すると200Vtの固定料金なのでわかりやすい。一応バス停はあるけれど、手をあげれば止まってくれるし、希望の目的地を告げると路線からはずれても行ってくれるので、相乗りタクシーのような雰囲気。一番最初に乗ったお客に合わせて目的地が決まる。 |
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乗合バスの中。これは割ときれいな車の部類。シートも床もボロボロで、あちこちへこんでいるような車が多い。その上スピードを出す(郊外では100km/h位)ので、乗り心地は正直なところ、快適とはいえず。でも、村や町のいろいろな人が乗ってくるので、面白い。
ホテルから町に出るときに乗ったバスには、地元のへんなおっちゃんが乗っていた。なまりのあるカタコト英語なので聞き取れない。しわがれ声でしゃべり、ひとりゲヒゲヒ大笑い。周りの現地の人も、しょうがないおっちゃんだ、と皆でニタニタ。降りるときには握手の上、キスまでしようとした。唇突き出すので一回だけホッペに許したものの、突き出た唇がおさまらないので、すぐに突き放す。funny。もう一人、私の席の後ろに座っていた人は、椅子の隙間から顔を出して、今回初めてか?タンナ島とサント島は是非お勧めだ、次回は言ってみろと、お勧めしてくれた。こちらの人はおっちゃんよりもっと紳士的。
東洋人が珍しいのだろうか。島の人たちは、好奇心と歓待の気持ちとが大きいみたいで、何かと人懐こく話しかけてくる。 |
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島一番の、ひいては国一番の目抜き通り。3階建てより高い高層ビルは見当たらない。
写真左の建物は、オーストラリアのウェストパック銀行。数軒隣には、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド)銀行も。道をはさんだ向かい側は、おみやげ物屋や観光客向けの洋服店などが並ぶ。
突然激しいスコールが降ってきた。傘を持っていない人が多いので、皆、店の軒先で雨宿り。傘を持っていないのは、15分くらいですぐやむかららしいが、この時は1時間ぐらい降り続いていた。雨粒が大きく、たちまち道路に濁流ができる。 |