空港へはホテルからお迎えがきていた。空港の建物を出ると、周りは一面闇。何があるのか皆目わからない。やがてワゴン車は砂利道へ入り、浜辺で止まった。「ボートが来るから」。え?どこから?向こう岸はこうこうと明かりがついている。私たちが着いたってどうやって知らせるんだろう?やがてエンジン音をたてて迎えの渡し舟がやってきた。船着場なんてない。波打ち際をちゃぷちゃぷと歩いてボートに乗り込む。 ハイダウェイHideaway島は、首都のポートヴィラから西10kmのメレ湾に浮かぶ小島。ビーチリゾートが一通り揃っていることで有名だ。 一体どんな島?姿が見えないだけに、警戒心が先に立ち、まるでさらわれていくような気分さえしてくる。しかし、迎えのお兄さんたちは、よろしくネと親しげに握手を求めてきた。ちょっと安心する。ほんの2,3分で島に到着。既に夜中の0時を過ぎている。ホテルの受け付けも閉まっている。受け付けから奥は林になっており、一応足元には小さなライトがついているが、この道がどこをどう通っているのかよくわからない。明日の朝、迷わずフロントまでいけるのかしら?道しるべでも落としていきたいような、ヘンゼルとグレーテル気分で、案内の男たちの後をついていく。 |
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ジャングルのような林の中に、ポツンポツンと10mくらいの間隔で建っているバンガロー。宿泊施設は、ドーミトリーからデラックスバンガローまで、幅広いが、このバンガローは、オーシャンビューバンガロー。
バンガローの中は風通しがあまりよくなく、ずっと湿った空気の中で過ごした。お世辞にも居心地は快適とはいえないので、なるべく外出していた。 オーシャンビューという割に、あまりきれいに海は見えず。お天気があまりよくなかったせいだろうと思う。 |
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寝室。天井にシーリングファンがついており、寝るときは少しは救われる。壁についている白いものは、虫除けの蚊帳。蚊取り線香もついている。
ヴァヌアツにはマラリアになるハマダラ蚊も生息しているらしく、気が抜けない。 |
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天井。屋根は何の葉っぱで葺かれているのだろう?しっかりと編みこまれていて、雨が降ってももちろん雨漏りはなし。 |
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大きな貝が洗面台。支柱には、細かい貝殻が埋め込まれていて、いかにも手作りの作品ぽい。排水口に向かって斜めになっていればスムーズに水も流れると思うが、平らな部分は水がたまってしまい、ちょっと使いづらい。
この洗面台のよこにシャワーあり。あまり清潔そうではない。アメニティはせっけんのみ。シャンプーリンスはない。タオルも、使い古したバスタオルらしき2枚のみ。 |
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リビングのテーブルは、ガラスのフタ付ディスプレイ式。中には海岸の白砂が敷き詰められ、いろいろなオブジェが飾られている。その一角に蛾がいた。これは飾られているのか?でもガラスを開けて蛾が自ら飛び込んだとも思えない。蛾を飾るという感覚は理解しがたし。 |
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さらに理解できなかったのは、壁にかかっていた人面魚の絵。びっくら。可愛い熱帯魚さんの顔が、なぜか全て男の顔になっている。特に岩陰から覗く男の顔は不気味としか言いようがない。こんなものを毎日みなければいけない部屋って…。ちょっと笑える。 |
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部屋はあまり満足できなかったけれど、後で思えば、ここの食事が一番おいしかったかも。ビーチに面してバー&レストランがあり、雰囲気も味もかなりよかった。お値段もそれなりに高かったけれど。とにかく、島の中に他にレストランもなければ店もない。食料を買出してこなければ、ここで食べるしかない。
朝食は、コンチネンタルタイプで750vt。卵などつくと1150Vtだという。それは高い。コンチネンタルにフルーツもついてお腹一杯。 |
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<このページの最終更新日:07/07/14>