ヴァヌアツ

宿 Whitesands CC編

前日、Hideawayの宿に、Whitesandsから電話があった。町に送迎バスの定期便が出ているとのこと。当日、言われたとおりバスターミナルで全荷物を持っていると、何処行くの?タクシーに乗りなよ、という誘いがものすごく多かった。辟易。
まだかなぁ?本当に来るんだろうか?と疑心暗鬼になりかけ、約束を15分位過ぎた頃にようやくWhitesandsのバスが到着した。

同じバスターミナルから乗り込んだ男性の若者二人は、ニュージーランダーだった。Queenstown出身だそうだ。ワンガヌイって言ってたかな?一人はシャイ、もう一人は、旅の途中習った日本語を駆使しようと積極的に日本語で話しかけてくる。「ナゼバヌアツニキタノデスカ?」「うーん…あまりポピュラーじゃないところに来たかったから。ニューカレドニアとかフィジーはfamousでしょ、バヌアツはみんな知らないから。」
日本語でそう答えると、「それはgood choice」。
『ニュージーランド』とか『ワーホリ(working holidayの日本語略)』の日本語発音が素晴らしく上手。ニュージーランドの日本人が回数多く口にする言葉なのだろう。ホテルに到着すると、彼らは隣のバンガローだった。

バスは町から空港を経由して宿へ。Welcome drinkが配られた。やしの実の入れ物に冷え冷えに冷えたトロピカルミックスジュース。おいしい!カンドー。
私たちの部屋はバンガロー1。ファンが回らない以外には問題はなし。昨日までの部屋に比べて格段にきれい。ベッドルームには両方ともファンがあり、広々として睡眠は十分。あとから荷物を届けてくれた人が、日本人がここのCCを作ったと言っていた。

ホテル近くの海はだだっ広く、誰もいない。波が荒くここで泳ぐのはちょっと恐い。

bedroom

living room

fan リビングのファンは、潮風で回転部分の部品がさび付いた模様。スイッチを入れると、ブーンとモーター音はするが、回転しない。傘をのばして羽を回転させると、ゆっくり回り始めるが、結局またとまってしまう。翌日新品のファンをとりつけに来てくれた。
このファン、あるとなしとでは大違い。この部屋にももちろんエアコンなんてないけれど、ファンさえあれば暑さはあまり気にならない。湿度がもう少し低ければ快適なのに。
No.1 まあるい形のコテージが全部で11個。お客も少ないので、ゆったりしたサービスを受けられる。数日滞在すればお客同士も顔見知りになり、言葉をかけあうようになる。アットホームな宿だ。

コテージに電気を灯すと、くりぬいた数字が浮かび上がる。ここは、No.1のコテージ。

palm trees

毎朝ゆっくり起きて、高ーい椰子の並木を通ってレストランへ向かう。体から吹き出る汗も空気中の水分に負けて止まってしまいそうなすごい湿度。暑さにも湿度にも弱い私、ついついだらだらと過ごしてしまう。

ご飯を食べてコテージに戻ると、決まって1時間くらい雨が降った。食後の休憩にちょうどよいその時間帯は、ごろごろとうたた寝の時間。

 

宿を移ってきた翌日はまだ背中が痛くて、なんだか何もする気が起きない。日曜日は町もお休みだから、ホテル周辺で過ごすことに決める。

10:00からテニスコートを予約した。全天候型コートが一面あるのだ。もともとバンガローの数も11と少なく、炎天下でテニスをしようという人もいないので、使い放題だ。ラケットとボールを借りる。ラケットのネットが切れている。が,ホテルの人も私も気にしない。
調子が出始めたなと思い始めた30分位で大雨がやってきた。急いでオフィスに逃げこむ。

雨宿り中、レストランに座ってビールを頼んだ。MITSUBISHI MOTORSのコンペを朝からやっていたようだが、皆途中でリタイヤして上がってくる。宿のスポーツ係のJimmyが日本人を紹介するよ、とAさんを連れてきた。
レストランの正面には、Whitesandsカントリークラブの歴代のチャンピオンの名前が書かれたボードが掲げられている。ホテルに来た初日に真っ先に気付いた、そこに日本人の名前があるのを。その名前がAさんだった。

「あ、あのボードにあるAさんですか?」
その通りだった。

笑顔の爽やかなナイスガイ。ホールインワンリストにも名前が載っている、ゴルフ名人だ。Grade Aの優勝者として毎年その名がボードに刻まれているVallette氏も一緒だったらしく、あの人だよ、それからあっちの人はこの国の鶏を一手に担っている実業家の○○氏、あちらは…といろいろ教えてくれた。やはりゴルフクラブは社交場だ。国の経済を動かす大実業家が集まるらしい。ここには4-5年いらっしゃるとか。何の仕事をなさっているのだろう?

…と思っていたら、帰国後、ネットを徘徊中にあの朗らかな笑顔の写真を見つけてしまった。
「あ!この人だ!Aさんだ!」

いつかラウンドにご一緒させていただけるよう、空振りしないでちゃんと飛ばせるように練習しよう…。

ホテルの人たちは、皆親切。何かを強制することもなく、お客の望むようにいろいろ手を尽くしてくれる。はにかんで物静かな人もいるが、皆笑顔で概してフレンドリー。送迎バスの運転手さんも、こちらもつられて笑顔になってしまうようなにこにこ笑顔。島の人々は、現地のビスラマ語のほかには、学校ごとに決められている言語を話すことができるようだが、彼は英仏語両方流暢に話せる。
一緒に写真を撮ってというと、私と?おお、いいとも!と満面の笑みで承諾してくれた。

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<このページの最終更新日: 07/07/14>