ヴァヌアツ

お散歩編

basket ball

ボートの発着場は、浅い海水浴場となっている。泳いでいる人あり、網を引っ張って漁をする人あり。
島に近いところなので、この辺にも珊瑚礁はあるのだろうか?どんな魚が捕れるのかな?

hermit crab

テニスを始めたら俄か大雨。雨宿り中にビールを飲んだら、お腹がふくれてしまった。ちょっと運動するか。
テニスコートはまだ水浸し。左右両隣のホテルが確か近くにあるはず。お昼を食べに行きがてら、隣のホテルまで歩いていこう。門を出て、右に行く?左に行く?ホテルを手配してくれた旅行会社の人からのメールを信じて、ホテルから5分というBlue Waterを目指した。

しばらく行くと、浜辺の方に何か見える。何?何?
浜辺には、不思議なかまぼこ型の建物が、海の中にはさびれた妙な物体が。これってもしかして、米軍が捨てていったという兵器?エスプリット・サント島にはたくさんあるとガイドブックにはあったが、ここにもあったんだ。すっかりさびついて、文字も判別がつかない。車輪のようなねじのような円形の部品や鎖のような塊や。

rusty

ようやくBlue Waterホテルに到着。広い。思っていたより大規模リゾートだ。でも、ひと気がない。レストランも空っぽ。open?ときくと、どうぞと入れてくれた。貸切だ。もう15:30だもの、誰もいないよね。でも、宿泊客が今日は2組しかいないんだって。ようやくランチにありつく。ちょっとしょっぱめのシーフードカレー。

各バンガローからはラグーンがみえて、なんとなく安らいだ気分になる。やっぱり水際っていうのはいいね。

敷地内には、右の写真のような建物があった。集会所だって。人の形をした柱に注目。このつり目で顔の大きい人柱(?)は、あちこちで見かける。何か宗教的なものだろうか?

 

walking

 

 

White Sandsでの最後の晩、夕焼けになる前に海岸へ出てみた。何をしているのか、やっぱり夕日を見にきたのか、さびしげな若者が二人、しばらく浜辺にいたけれど、こちらに声かける事もなく、避けるでもなく、しばらくしてからいなくなった。
夕日を見にきたのだけれど、雲に隠れて沈む夕日は見られなかった。でも、照り返しがすごくきれい。空全体が黄金色に染まった。
うっとり。
雨季に来て、始終お天気は悪かったけれど、まあ、こんな夕焼けにも出会えたのだもの、よしとしよう。

Hideawayホテルへは、ボートでわたる。ボートを待っていると、後ろのバスケットコートでバスケットをして遊んでいる子供達がいた。この暑いのに、元気だなあ。
動きは機敏とはいえない感じだが、のんびり球技を楽しんでいる。ヴァヌアツ式バスケットボール。

beach

夕食後、バンガローの外のベランダで読書中、かすかに物音がする。なんだろう?耳をすませ、目を凝らすと、ごそごそ動くものがあった。よくよく見ると、大小のやどかりがたくさん移動していた。大きさも背負ってる貝の種類も、実にバラエティに富んでいて、面白い。それにしても、なんで夜中にこんなに移動してるの?どこ行くの?
そういえば、ヴァヌアツでは先月初めに道路にひびが入るほどの大きな地震があったのだ。ま、まさかまた大地震が!?

discarded

第二次大戦中、近くまで接近してきた日本軍に対峙するため、ヴァヌアツには米軍基地が置かれた。戦後、基地の機械類をヴァヌアツ政府に売ろうとしたが、拒否され、使えないようにわざわざ海岸に打ち捨てていったという。50年以上たった今でも、こうして残骸が残っている。

さらにてくてく。おかしいなあ、これは5分どころじゃないぞ。でも、ここまで歩いたのだもの、もう少し、あの道の曲がり角まで。
そうこうして、てくてく歩くこと1時間半。途中雨降り、ずいぶん疲れてどうしようかと思ったが、このまま戻るのもくやしいし、結局空腹のままさらに先へ進む。とんだお散歩になってしまった。

時々地元の村人たちとすれ違う。

hall

レストランの入口に停まっていた唯一のタクシーを見て、帰りはこれに乗って帰ろうと思っていたのに、その車がいなくなってしまった。おなかも膨れて元気を取戻したことだし、またテクテク歩いて帰ろう。

往きに見かけた、道端で座り込んでる男衆とまた出会う。何か現地語で話し掛けてくるのだが、さっぱりわからない。しょうがないので日本語でやり返す。皆で冗談を言い合って内輪受けしている。陽気なのは結構だけど、ちょっと失礼よ。プン。一対一だと、きっともっと礼儀正しくなるのだろうけど、集団心理って不思議。
その後出会った犬連れの男の人はもっと洗練された紳士な感じの人。同じ村の人とは思えないほど。
「この犬はシンバというんだよ。ライオンキングを知っている?」
そのシンバ?確かに街中でディズニーキャラクターの商品は見かけたけれど、ライオンキングのシンバが話題になるなんて。アメリカから遠く離れたこんな南太平洋の島にまで及ぶディズニーの影響力恐ろしや。

左の写真のような道を、結局ランチを食べるためだけに3時間もお散歩してしまった。往復10分と思ってたところなので、疲れた疲れた。

rosy glow

 

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<このページの最終更新日: 07/07/14>