住宅事情

日本は何でも物価が高いので、外国に行けば全てのものが日本より安いと思ってしまいがちですが、シリコンバレーではそうはいきません。食費、電話や郵便などの通信費、ガソリンや電車代などの交通費などは確かに日本より安いです。しかし、シリコンバレーの地価高騰はとどまるところを知らず、ニューヨークを抜いて全米一になったと聞きました。衣食住のうち最初の2つはよいのですが、住に関する限り、日本より住みにくいのではないかとさえ思います。東京と比べても、決してひけをとらない高さです。
日本では家の広さがそのまま価格に謙著に現れますが、アメリカではそれに加え、安全性が大きな要素です。治安の良い所、入口に鍵付きのゲートがあったり防犯設備がそれなりに備わっている所は高くなります。

住居費とは異なりますが、滞在費ということでは、ホテルの値段も破格に高いです。ハイテク産業の中心地で、全米・全世界から人の集まるようなコンベンションも数多く開かれる場所なのに、ホテルの供給数が需要を大きく下回っているためです。スタンダードツインで$200以上はザラです。モーテルは安く、それでも$100前後です。

私が滞在中暮らしたアパートは、いずれも比較的治安のよい場所に位置し、月単位の短期でも契約できるので割高でした。敷地内には池や芝生やプール、小さいながらもトレーニングジムが敷設されていました。2度目に住んだアパートはちょっと高級な所で、鍵つきのゲート、テニスコートやバスケットボールコート、部屋にはケーブルTV、入口には小さなDeli(小さな食料品店)もありました。

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2度引越しましたが、1LDKはどこも同じような作り。
ダイニングと手前はリビング。合わせて14,5畳位?

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キッチン。大きな冷蔵庫、オーブン、電熱線式コンロ、
煙を吸いこんでまた吐きだす役立たずの換気扇。
この向いには、disposer(生ゴミ粉砕機)付き流し台、
dish washer(皿洗い機)があり、一人暮しには十分
過ぎる設備。

 

(98/2/22 兄に宛てたメールより)

駐在員のところへ日経新聞が届くので時々配達を頼まれ,読んでいますが,
今日はサンフランシスコの不動産ブームの記事を見つけました。
これは国際版だから,国内の記事とは違うのかしら。
シリコンバレーに拠点を置くハイテク産業の成功で,1996年に不動産売買
ブームが始まり,サンフランシスコ近郊でのきなみ価格上昇しているとのこと。
2年前の出張のときも,(アパートの賃貸料が)1ヶ月ごとに$100ずつ値上がり
してとんでもないと思いましたが,今でも価格はどんどんあがっているようです。

出張者は,米国の会社側の依頼で滞在しているため,滞在費は会社がもって
くれ,家賃の高騰は生活には響きませんが,駐在員は決められた金額の中で
自分でやりくりしなければいけないようで,大変です。米国の他の場所に比べて
San Joseは贅沢をしていると思われているようで、気の毒です。

私のアパートは2階の東向き1LDKで,60平方mくらいでしょうか。
水道電気駐車場込みレンタル家具・電化製品・食器で$2000/月以上です。
ここは入り口に一応門があり,テニスコート,バスケットコート,プール,ジム
など完備しており,敷地内の緑地手入れもまめです。
こういう管理費もかなり高いのでしょうが,近くのアパートはこういう設備なし
でもやはり$2000くらいが相場です。短期用だからなお高いのかしら。
それにしても,東京より高いなんて信じられません。

食費は日本の半分とはいわないが,2/3くらいでしょうか。
逆にヤオハンで和食の素材を買うと倍はします。
納豆なんて1つ$3もします。120円/ドルとしても,360円の納豆!!

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<このページの最終更新日:99/03/23>