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サンノゼSan Joseは、米国カリフォルニア州北部の都市で、サンフランシスコの南約50km、車で1時間の場所にある。おおよそ福島県と同緯度の位置にあたるが、海洋性気候で暖かい。ちなみに、カリフォルニア州の面積は約40万Kuで、日本の総面積約37万Kuより大きく、全米では3位。州人口は3000万人弱(1990年調査)で州別では全米一。人口密度70.2人/Ku(日本で一番低い北海道の72人/kuと同程度。全米は28人/ku、日本平均は331人/ku)。
サンノゼは、1777年のスペイン人による入植以来農業都市として発展してきたが、今では、周辺10都市と共にシリコンバレーSilicon Valleyと呼ばれ、優良なハイテク企業が集まる地域として有名である。このシリコンバレーにオフィスを構えることは、企業にとってもステータスシンボルとなっており、日本企業も大勢参画している。
また、サンフランシスコ湾を中心としたサンフランシスコ〜シリコンバレー一体をベイアリアBay Areaと称し、この地域には駐在員、出張者、留学生など日本人が多く滞在している。
San Joseの日本語表記は、『サンノゼ』『サンホゼ』『サンホセ』等まちまちである。もともと日本語にはない英語の発音を日本語表記しているため、完全に正確には表記し得ない。ここでは『サンノゼ』と統一して記述する。
季節は日本ほどはっきりした四季はなく、どちらかというと11〜3月の雨季と4〜10月の乾季(雨は殆ど降らない)の区別の方がはっきりしている。年平均気温が約16℃と一年を通じて穏やかで暖かいが、一日の寒暖の差が激しい。また、冬でも日によっては日中半袖一枚で済むこともあれば、夏でも防寒具の必要な日もある。気をつけたいのが、乾燥。渡米する機内から既に乾燥しているが、加えて長旅の疲れ、カリフォルニアの乾燥した空気に喉をやられ、到着早々寝こんでしまう人もいる。乾燥対策はしっかりと!
<喉の弱い私の乾燥対策>
![]() | 機内で寝るときには大きめのハンカチ(バンダナなど)を三角に折って口を覆う(銀行強盗風に) |
![]() | ホテルではベッドサイドに水を張った洗面器(なければアイスボックスや鍋、スープ皿等で代用)を置く |
![]() | バスタオルを湿らせてベッドの近くにつるす |
![]() | 湯船にお湯をはってバスルームのドアを空けておく(所によっては災難防止装置が湯煙を察知してアラームをならすこともあるので、注意が必要) |
サンノゼは比較的治安の良いところではあるが、用心してもしすぎるということはない。アメリカに在住する人は、自分の身を守ることを常に念頭に置いて生活している。彼らに言わせれば、日本人は不注意、無防備すぎるそうだ。私は幸い危険な目にあったことはないが、知り合いがスーパーで拳銃強盗の場面に居合わせたり、近所の駐車場で人が射殺されるという事件があったのも事実である。
<私が心がけていたこと>
![]() | 夜の繁華街や寂れた雰囲気の街には極力近づかない |
![]() | レストランや店では、できるだけ入口に近いところに車を駐車する |
![]() | 繁みの近くや人目につかない場所には駐車しない |
![]() | 人のいない駐車場では周囲に気を配りすばやく乗り降りする |
![]() | 日暮れ後のスーパーには極力立ち寄らない。昼と夜では客層が違う。 |
![]() | 財布やクレジットカード、現金をむやみに人前にさらさない |
人種別人口構成 (1990年の国勢調査より)
白人 アジア.・大平洋諸島系 アフリカ系 アメリカ・インディアン他 カリフォルニア州 69.0% 9.6% 7.4% 0.8% 全米 80.3% 2.9% 12.1% 0.8% アフリカ系よりアジア・太平洋諸島系の多いのが、アジア・太平洋に一番近い州らしい特色である。アジア・太平洋系9.6%の内訳は、フィリピン系2.5%、中国系2.4%、日系1%、あとはベトナム、韓国、インド系の順。ニューメキシコ州やオレゴン州に旅行に行ったときなどは、白人だらけだ!と実感したほどアジア系が少ない。
もう一つの特色は、ヒスパニック系の人口が全体の25.8%を占めること。これは米国全体の9.0%に比べはるかに多い。メキシコと地続きの州らしい特色でもある(注:ヒスパニック系は、人種ではなく民族性に関わる概念であるため、例えば白人のヒスパニック系ということもあり得る。)。こういった数を反映し、言語は主に英語であるが、スペイン語やメキシコ料理店も街中では多く見られる。また、中華系、ベトナム系、インド系、韓国系のアジアン・エスニック・グループが混在し、それぞれの言語系英語(例えば日本語なまりの英語など)が飛び交うこともあり、意思の疎通が困難な時もある(!?)。
宗教は主にプロテスタント、カトリック、ユダヤ教など。カリフォルニア州はまた、外国人の数がもっとも多い州である。その数770万人は全体の25%にもあたる。2番目は、ニューヨーク州の300万人である。
日本とサンノゼとの時差は通常17時間、サマータイムの間は16時間になる。日本時間から17時間/16時間をマイナスした時間が西海岸標準時。
サンノゼ国際空港には、水曜日を除く毎日、東京からの直行便がある(アメリカン航空)。日本の夕方に出発し、同日の午前中に到着、所要時間は約9時間。サンノゼ空港からダウンタウンまでは、タクシーで10分程。
サンフランシスコ国際空港には、東京からは週28便(日本航空、ユナイテッド航空、ノースウェスト航空)、大阪からは週7便(ユナイテッド航空)が就航している。サンフランシスコ空港からサンノゼまでは、101号線を経由して車で約45分。
ドル。US$=100セント。交換レートは、1996年1月当時、1US$=約\110。
(余談)コインランドリ―、パーキング、自販機、ありとあらゆるところで活躍するのが、金色のクオーターコイン(25セント硬貨)。気がついたときにためておくと便利。
州により、州内でも地域により税率は異なる。サンノゼでは'96には7.75%、'97には8.25%だった。ちなみに、お隣りのオレゴン州は0%。大きな買物は、ちょっと足を伸ばしてオレゴン州で買うのが賢い!?ただし、マクドナルドやジーンズの発祥の地として米国文化を先取りしてきた州だけに、質のよい流行ものはカリフォルニア州に揃っている、とはカリフォルニア州人のことばであるが…?。
サンフランシスコ・サンホゼ観光局 旅の基本情報や現地の最新情報が掲載されている。
San Jose Convention & Visitors Bureau (英語)
サンノゼ市のページ (英語)
サンノゼのダウンタウン情報 (英語) San Jose Downtown Association提供。
アメリカ文化に触れる San Jose在住の作者による現地情報。住んでいるからこそ見えてくる、いろいろなアメリカ文化を鋭い視点で紹介している。また、生活全般に関することがわかりやすくまとめてあり、米国で生活を始める人にとっても役立つページ。
SunCraftAuto 横浜にあるアメリカ車専門のSHOP。アメリカの車の個人輸入から、カリフォルニア最大のパーツ交換会Pomona Swap Meetへのツアー企画まで、いろいろ。写真を見るだけでも楽しいかも。
California Express クパティーノ市在住のくぱちさんのページ。MP3音声ファイルによる英会話レッスンでは、シリコンバレーに関する話題をとりあげていて興味深い。他に写真館、サンノゼライフなど。
<このページの最終更新日:00/06/11 >